第802回 高校2年生の大学訪問~卒業生が案内するキャンパスツアー

2013年12月12日

明日、高校2年生は、いっせいに首都圏各地へ大学訪問に出かけます。
東京・神奈川近郊の27の大学、61の学部系統に分かれて、多数のキャンパスに訪問します。有名私立大学や国公立大学が中心で、訪問先は一番多いところで13名、少ないところは1名になっています。

 

特筆されるのは、ほとんど全てのキャンパスに学園の卒業生が待っていてくれることです。今回だけで61名もの先輩達が、時間をとって協力してくれることになりました。
この春に卒業して現役で進学した先輩達、その前年度に大学生になった先輩達、更にはもう大学4年生で、6月に教育実習生として来園した頼りになる大先輩達もいます。
また特に人気のある大学では、学部学科別の訪問となるケースが多くなっています。たとえば早稲田大学は5つ、立教大学では7つ、明治大学では8つもの学部学科に分かれて、案内してくれる先輩達も別々という豪華な設定です。

 

このキャンパスツアーは、近年定着した重要な本校のイベントです。
今回待ち受けてくれる先輩達の多くは、数年前には同じ立場でその上の先輩達のガイドを受けて、大学受験へのモチベーションを高めることができました。「自分達がお世話になって役に立ったから、今度は自分が後輩達のために貢献しよう!」という気持ちがみんなに共通しているのがとても嬉しいです。
現在の本校が大切にして、特に強化してきた貴重なつながりです。「サポーターバンク」におおぜいの卒業生が登録してくれ、いろいろな場面で協力してくれるようになった1つの成果です。

 

 

「こだわりの第一志望」を固める上で、あこがれのキャンパスに出かけ、大学生活の魅力について直接のガイドで理解を深めることは貴重なことです。周囲の街の様子にも目を向け、この街で暮らしていくんだとの夢も広がることでしょう。先輩から“受験までに積み上げた努力”について直接に聞けることも重要です。これから本格化する受験勉強のポイントについて、誰よりも説得力のある助言やヒントを得られる可能性があります。
この日の訪問が、これから待っている受験勉強の生活を、力強く支える体験となることを期待しています。