第110回 ある高校3年生との朝の会話から

2010年10月14日

湘南学園中学高校の生徒諸君は、毎日様々な地域から通学しています。
『学校案内・2011年度版』を見ると、在校生全員の居住地域を一覧できるデータが載っています。全校生徒1143名のうち、一番多いのは「藤沢市」で 258名、次に「鎌倉市」が142名、「茅ヶ崎市」83名、「大和市」59名、「横浜市泉区」58名、「横浜市戸塚区」55名、「平塚市」53名、などと なっています。近隣の地域から通学する人は、徒歩や自転車通学も可能であり、自転車の専用個人スタンドも、200台以上を学校として用意しています。

中には、かなり遠方から通学している生徒達もいます。川崎市や横須賀市から通う皆さんは乗降駅も様々です。新百合ヶ丘駅、南武線利用者、京急乗り換えな ど何名かのことを思いつきます。国府津から御殿場線に乗り換えたり、南足柄市、秦野市、開成町や、湯河原町、真鶴町から通ったり、県外の東京都大田区か ら、また静岡県熱海市から通う皆さんもいます。

昨日の朝の通学路で、熱海から通う高3女子と一緒になりました。朝8時前の早い時間帯ですが、学校へ早めに行って自習するのが習慣になっているそうで す。自宅を出たのは6時15分。起床はいつもだいたい5時半前後と聞き、そんなハードな生活をこなす彼女をまず尊敬する思いでした。
しかも彼女は学園小学校出身と知りました。まだ小さい頃に学園を知って、遠いけど私はこの学校へ通う!と決めてくれたそうです。そして小学校~中高と12年間、湘南学園へ休まずに通ってきたのです。
いろんな分野に積極的に取り組む彼女の姿は、よく以前から見かけていました。ダンス部を高校1年まで続け、そのあとは生徒会の総務委員に立候補して (!)活躍していました。毎年の合唱コンクールでは、5年間ずっと合唱委員を担当したそうです。そういえばクラスの熱い練習風景で皆をリードする彼女の姿 を思い出しました。いつも帰宅が遅くなる日々が続いただろうに、いろんな役割を担ってよくぞ頑張ったものだなあ、と感心するばかりです。
彼女は成績も良くて、いま大学受験へ向けて懸命の追いこみ真っ最中です。どんな分野を専攻したいのかの夢も少し話してくれました。何事にも積極的で、明るくさわやかな彼女はキラキラしていて、“学園らしさ”を見事に体現している生徒だなあ!と強く思いました。
頑張ってくださいね!来春の夢実現と卒業式での対面を楽しみにしています。