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月別 校長通信

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第941回 昨日の全校朝礼と避難訓練について

2014年9月2日

昨日の全校朝礼は、中1~高3まで6学年、1100名以上の在校生諸君がひさしぶりに集合する大切な時間でした。

校長の話に続いて、1年間のロータリークラブ長期交換留学でブラジルから来日来園した高校生のナターリャさんから自己紹介があり、全校生徒から大きな歓迎の拍手が寄せられました。本校に新たなすてきな出会いと交流経験が始まります。また改めて詳しく紹介します。

クラブ関係の表彰では、バスケットボール部、ハンドボール部、卓球部、陸上部、水泳部、将棋部、書道部と、多くのクラブの部員諸君が表彰されました。

 

その後山口教頭から、防災の心構えの要点と避難訓練についての説明があり、続けて全校防災避難訓練が実施されました。今回はアリーナから各学年ごとの避難で、学内の各エリアの屋上や最上階廊下へと移動しました。本日確認された諸事項を踏まえて、さらに必要な対応と計画の改善に努めていきます。

 

【校長からの話】 朝礼での話をこれまで同様に掲載いたします。

皆さん、おはようございます。
残念ながら夏休みはもう終わりました。今日から学園生活が本格的に再開します。
すでに先週も、夏期講習や部活動、生徒会活動、さらに大学受験の自習などで、おおぜいの皆さんが登校していました。けさはブルーな気持ちを抱えて登校してきた人もいることと思います。ひさしぶりにクラスメイトとも再会して気分一新、元気で学校生活をスタートしてほしいと思います。

この夏は皆さんもご存じのように、台風や集中豪雨、大規模な土砂災害などにより、広島県を始め、全国各地で多くの人たちが犠牲になりました。突然の災害で自宅を失ったり、急な避難生活で苦労を続ける方々も実におおぜいいらっしゃいます。
私たちはいつ何時、どのような災害や事故に会うかわかりません。今日はこの後、防災避難訓練が行われます。自分の生命と生活を守るという自覚を強めましょう。毎日の登下校も含めて、どうか身の安全には常に十分に注意してください。

 

今日は、皆さんの母校であるこの湘南学園という学校について、その特色や優れた個性について改めてお話したいと思います。
湘南学園は、昨年秋に創立80周年を迎えた歴史のある私立学校です。その最大の特色は、縁あってここに集まった教員・保護者・在校生・卒業生など幅広い関係者が、みんなの力を合わせて維持し、運営してきた“手づくりの学園”というところにあると考えられます。
普通の私立学校は、特定のオーナーや一族、または宗教法人などによって運営されている所が多いのです。ところが湘南学園はそんな基盤はなくて、ずっと歴代の教員と保護者の代表が協議して学校を運営してきた私学です。

日々の取り組みで、生徒会を中心に生徒の皆さんからもいろいろな協力をもらっている点は特筆されます。おもな学校行事は生徒主役で運営され、皆さんの自主性を大事にして運営されます。また説明会やイベント、中学入試などで、生徒の皆さんならではの強力なサポートを寄せてもらっています。皆さんのもてなしと語らいや笑顔は、いつでも湘南学園の大きなアピールポイントなのです。
今度の20日土曜日に行う第2回学校説明会でも、運動部・文化部、生徒会、海外セミナー参加者など多数の皆さんの協力を頂きます。どうかよろしくお願いします。

湘南学園は、卒業生の人たちも気軽に立ち寄ってもらえる私学です。現役の大学生から年輩の同窓生まで、実におおぜいの卒業生が学園に足を運んでくれています。お母様やお父様になってからそのお子さんを学園にまた入学して頂き、今度は保護者の立場で協力して下さる方々もおおぜいいます。
ここにいる皆さんにもできれば将来、自分のお子さんをぜひ入学させてもらいたいです。再び学園ファミリーの立場で関わってもらいたいと思います。
また、卒業生の皆さんが、ここにいる在校生の皆さんのためにお力添えしてくれる機会がとても増えました。クラブのコーチとして後輩部員の指導と激励のために練習や大会に指導に来てくれる先輩方もいます。夏の部活合宿でもOB・OG先輩達の応援に恵まれたクラブがいくつもあったことでしょう。

そして、皆さんの学習や受験の支援にも来てくれています。今年の高校合宿講習では、今回も2人の大学生がアシスタントとして合宿に付き合ってくれ、夜の自習を中心に質問や相談にのってくれました。東大と早稲田に進学した先輩たちです。
さらに今週土曜日には、「卒業生に聞く~大学分野別相談会」という企画が設けられます。今度は10名以上の先輩達が来てくれます。フリートークや個別相談も交えて、これから大学受験を迎える皆さんのために、貴重なアドバイスをしてくれるのです。今週の土曜日です。高校生の皆さんを中心にぜひ参加してほしいです。

そして改めて注目してほしいのはカフェテリアです。この運営を行うNPO法人・湘南食育ラボの方々は、在校生や卒業生のお父様やお母様方です。中には卒業生の方々や、栄養や調理に詳しい専門家の方々もおられます。育ち盛りの皆さんのために安心・安全な食材を使って、手作りの美味しいメニューを提供しようと、日々尽くして下さっているのです。この夏休み中にも2週間の学食と夏祭りまで開業して下さいました。「スペシャルかき氷」なども大好評でした。

他の私立学校の関係者や広く世間の人たちにも、このカフェテリアは注目されています。そんな食堂を起ち上げるのは普通世間でははあり得ないこと、本当にすごいことですと絶賛される機会が少なくありません。
ラボの皆様の願いは、ただ学園生の健康と成長、そして皆さんの笑顔と憩いのためなのです。そして卒業生が母校に気軽に戻ってここで飲食ができて、ゆっくり旧交を温めて欲しいという願いも、実はセットになっています。
学園の運営を支えるPTA、同窓会、後援会の方々も、80周年記念館とカフェテリアが出来たことでお集まりやすくなりました。土曜日のカフェテリアの光景には驚かされます。在校生や教員だけでなく、学年のPTAや部活の懇談会、総合学習・説明会や海外からのお客様、訪問してくれた卒業生など、様々な人たちがランチを共にしていることがよくあります。これは私立学校の中でも、おそらく湘南学園だけの独自の光景ではないかと推察しています。

ラボの皆様は、他校の学食を視察されたり、地元の藤沢・鎌倉の生産者との連携を探られたりもしています。献立も長時間検討し工夫を重ねておられます。スタッフの方々はそれぞれのご家庭があり、お仕事を持たれています。それらにご迷惑がかかるのは避けられないのに、本当に献身的に運営して下さっているのです。皆さんもどうか感謝の念を忘れないようにして頂きたいです。

 

さて、この8月から高1の水木千瑛さんが長期交換留学でブラジルに出かけました。水木さんから、現地での元気な生活の様子をさっそくメールで伝えてくれています。
「chiakiのブログ」と題して、新しい生活の様子を報告してくれているので、追々皆さんにも紹介したいですし、皆さんにもチェックしてもらいたいと思います。

そしてそのリターンで、ブラジルからの留学生を湘南学園にいよいよお迎えすることができました。こちらにいるナターリャさんです。
まず皆さん、こちらにいるナターリャさんに盛大な拍手をお願いします。この後、簡単な自己紹介もお願いしているので楽しみにして下さい。

ここで皆さんに留意して欲しいことは、1年間という長い時間にわたってブラジルと日本をつなぐこの交換留学が、どうして実現出来たのかということです。
それは特に、湘南学園同窓会と藤沢ロータリークラブの方々のおかげです。グローバル時代の進展する中で、学園生がもっと海外研修や海外の人たちとの交流の機会に恵まれるようにと、様々な苦労を重ねて下さいました。そのお力を受けて、本校は「インターアクトクラブ」というロータリークラブのジュニア組織に加入でき、今回のチャンスを得ることができました。
藤沢の姉妹都市である中国の昆明から日本語を専攻する大学生たちをお招きしたり、この夏ポーランドとリトアニアへ画期的な歴史ツアーを初めて実現できたのも同窓会の方々の援助を受けてのことでした。ユネスコスクールへの加盟や海外留学生の招待では、いくつもの大学やNPOなど学外の団体の協力を頂いています。

もちろん他にも、各学年のテーマ別総合学習や中3と高2の研修旅行では、県内から全国の様々な人たちや団体の協力を受けて、フィールドワークや民泊などをふくむ貴重な体験学習を行うことができるようになっっています。
このように湘南学園は、社会に生きる様々な方面の人たちのご協力を積極的に募りながら、建学の精神である「社会の進歩に貢献する、明朗で実力ある人間の育成」をめざしている学校です。皆さんがこの学園を卒業してからも、この絆を大切にしていきたいです。いつでもここに遊びに立ち寄って欲しいですし、出来れば何かの機会にお力を借りたいと願っています。

さて、ナターリャさんの母国・ブラジルは、国土も人口も世界第5位の大国です。約2億人に達した国民の中には日系人も約150万人に達し、1世紀以上にわたって5世6世の時代を迎えています。ブラジルでは先日のサッカーWカップに続いて、2年後にはリオデジャネイロの夏季オリンピックが開催されます。その次が、東京オリンピックです。ブラジルの国土の開発や経済の成長はテンポが速く、GDPもすでに世界第7位である一方で、環境問題や貧富の差も注目されています。

一方日本は、アジアで最初に先進国となった国です。少子高齢化が進む日本は今後人口の減少が著しく、あと50年以内に国民は4千万人も減るとの試算まで出てきています。東京など都会は再び活性化しても、地方の自治体が多数消滅する心配があるとも警告されています。しかし日本は、豊かな自然・国土や勤勉な国民性を持ち、被爆や公害の体験も踏まえて優れた社会を築いてきた立派な国です。
重大な課題をいくつも抱える国際社会の中で、日本人の経験と智恵に間違いなく大きな使命があると思います。世界の人たちの大きな期待を受けているのも事実です。
ナターリャさんとの出会いとこれからの交流でも、皆さんの温かなサポートと積極的な声かけ、コミュニケーションをどうかよろしくお願いいたします。これからのブラジル・日本・世界について、世界の平和と交流について、ナターリャさんともいずれどこかで対話ができるといいいなと思っています。

 

最後に、毎年正念場となるこの9月に向けてのお話をします。
前期期末試験は9月13日の土曜日からです。今年のスケジュールはカレンダー上やや後の方になりましたが、もう2週間以内であることは変わりません。それぞれ早く「試験直前モード」に生活のチャンネルを切り替えなければなりません。

高3の皆さんは、名残惜しい夏に区切りをつけ、強い気持ちで秋の陣に向かう時です。この後の学年集会で決意を新たにし、なすべき学習を黙々と積み重ねましょう。この時期の現役高3生は気持ちのベクトルこそが大事です。これまでの努力がこの先どこかで形をなしてきます。必ず希望の光は指しこんできます。
どうか上向きの強い気持ちをキープして戦い続けて下さい。
前期の成績は、特に高校3年と中学3年の皆さんにとっては重い意味を持ちます。他の学年の諸君もここは頑張りどころです。中間試験の時の反省をもう一度思い返し、そのテストも見直し、気合いを入れて試験範囲の総復習を進めましょう。

そして来月初旬に学園祭があります。クラス・文化部・実行委員会などで下準備が進められています。クラスメイトを中心に楽しい対話と協力の輪を広げていけるのが学園祭です。知恵や工夫を出し合って取り組みましょう。
また9月21日から10月1日まで、今年もメルボルンから「ノックス・ジャパンツアー」のご一行をお迎えします。学園からのオーストラリアセミナーのリターンです。姉妹校となったノックス校の生徒と先生の皆さんを、いろんな場面でウェルカムしましょう。カルチャー講座や授業・昼休み・放課後、遠足などを通じて思う存分、交流や会話を楽しみ、友情の輪を広げて頂きたいです。

重要なイベントが続きます。ここしばらく驚くほど涼しい日が続きましたが、また残暑がぶり返すものと思われます。体調の維持と気持ちの切り替えが大切です。
カフェテリアの今日のメニューは、「唐揚げ定食」と新メニューの「ネバトロそぼろ丼」です。夏バテ防止や、試験対策の栄養補給に、ぜひカフェテリアをたくさん利用して下さい。
いそがしい今月ですが、本格的な秋の訪れを楽しみにして、メリハリある充実した毎日を過ごしていきましょう。
・・・・・・それでは、以上で私の話を終わります。ありがとうございました。