第942回 平尾昌晃氏とHANDSIGNの皆さん

2014年9月3日

今日は、さる8月27日に本校で行われた、素晴らしい音楽イベントについて紹介いたします。

本校の卒業生である平尾昌晃氏の紹介により、手話を通じて音楽の楽しさを伝えるパフォーマンスを展開している「HANDSIGN」の方々が、本校のホールでワークショップをして下さいました。

 

昨年秋の創立80周年記念行事では、平尾様の絶大なご尽力により、本校アリーナを満員にして大チャリティーコンサートが行われました。

生徒・教職員・保護者・卒業生・地域の方々など大勢集まって、多彩で楽しく感動的なコンサートになりました。そのご縁から平尾様のご手配により、本校の音楽担当の田中先生を通じて、まず合唱部の部員を対象にして、HANDSIGNの方々がパフォーマンスと指導をして下さることになったのです。

 

HANDSIGNは、音楽とダンスと手話をコラボした公演が高く評価されている、若い男性5名のグループです。アメリカの名門、アポロシアターで優勝するという快挙も達成して、一躍有名になりました。

手話を採り入れた公演は感動を広げ、全国のろう学校や小学校を廻ってのダンスレッスンも行っています。震災復興プロジェクトにも関わり、NHK・Eテレの「みんなの手話」などにレギュラー出演し、「デフオリンピック」の日本選手団公認サポーターになってテーマソングも発表しました。

 

当日は、合唱部の部員達だけでなく、学園生と保護者、卒業生など多数の方々が参加してくれました。公演はまず、日本のポピュラー音楽界の第一人者である平尾様の、圧倒的で温もりあふれる素適な歌唱から始まりました。

そして“聴いても観ても音楽を楽しめる”という願いによるHANDSIGNの生のパフォーマンスはとても感動的でした。手話とダンスを少しずつ教えて頂いてのレッスンに、参加者の皆さんは笑顔いっぱい取り組んでいました。時間を延ばすほどの盛り上がりで、素晴らしいワークショップの時間を過ごせました。

 

HANDSIGNは、平塚を活動の拠点としており、メンバーの出身地は大磯や二宮などこの湘南地域にまたがっています。こんなに志の深い音楽グループがすぐそばにいることを知ってとても嬉しくなりました。

今後も別の機会に学園へお呼びできたら、広く学園生にこのパフォーマンスを鑑賞し、参加してもらえたらと強く思いました。