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月別 校長通信

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第1268回 花粉症と向き合う季節

2016年2月22日

春めいてくる嬉しい季節に、花粉症の出番を待つのは毎年つらいことです。
今年の春は症状がやや軽めになると予想され、この時期としてはまだまだかなと感じる日々です。私も毎年、目のかゆみ・鼻水・くしゃみなどが続いて悩まされます。登下校で在校生と花粉症の話をすることも時々あります。

 

不思議なのは、昔は花粉症の話題はごく少なかったのに、近年新たな国民病としてメジャーな話題になったことです。ある年齢になって急に花粉症の仲間入りをする人びとも大勢います。日本人の体力や免疫の低下に関わることなのかなと思いつつ、その原因が納得できる形で説明されていないように感じますが、皆さんはどうお考えでしょうか。

 

花粉症をめぐる指摘で注目するのは、日本の森林をめぐる観点です。日本の森林はもともと広葉樹を主体に多種多様な樹木が分布していました。それが高度経済成長の時代に建築用木材の需要が増え、生育が早くて加工し易く真っ直ぐに伸びる杉や檜など針葉樹がどんどん植樹され、人工林の大部分を占めました。ところがその後海外から安い木材輸入が加速され、日本の針葉樹林が放置されました。一定の樹齢を過ぎたこともあって大量の花粉を排出するようになったという指摘です。

また広く注目を受けるのは、自動車の排気ガスが花粉症アレルギー反応を増幅するとの指摘です。幹線道路添いの住民に花粉症発生率が高いとの報道がある一方、反論的な研究もあるようです。それ以外の様々な浮遊物質等の関わりや、密閉性の高い現代建築でハウスダストに対する他の発症が花粉症の発症を促すとの指摘や、特定の食生活の傾向がつながっているとの説などまであり、花粉症をめぐって百家争鳴の状況です。

 

自分の場合はせいぜい市販の目薬や風邪薬と、毎日のマスクで対応を続けるレベルですが、いつの間にか大体解放されるのは梅雨時までかかります。人によっては花粉症の主な原因も様々で、季節外れの悩みを持つ人もいます。
更に花粉症に対する研究が進んで、もっと手頃な予防と治療・対応が普及することを願うばかりです。