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月別 校長通信

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第1289回 いつくるかわからない、その日のために何度でも

2016年5月6日

熊本地震復興支援をここ鵠沼・湘南学園からも

 4月14日21時26分に始まる震度7級を連続し、その地震領域も大分県にまで広がるという「熊本地震」は、今日まで断続発生し、震度1以上の地震が900回を超えるという、これまで例を見ない型の地震となっており、現在も地震活動が継続中です。
 この震災に係り犠牲になられた方々や被災された皆様には、心より追悼の意を表すとともに、お見舞い申しあげます。また被災地とそこで生活される皆様が少しでもはやい復興が遂げられますことを祈念いたします。

 今年3月11日は東日本大震災と福島第一原発事故から数えて5年目にあたり、各地で追悼並びに復興支援の取り組みがなされました。当時湘南学園小学校校長の任にありましたので、以下のようなメッセージを学園小学校の子どもたちに放送しました。

 今日は、2011年3月11日に起こった東日本大震災とそれに続く福島第一原子力発電所放射線放出事故、それから数えて5年目にあたります。この東日本大震災による死者・行方不明者は合わせて約二万人近くにのぼり、避難を強いられている方々は、未だ18万人を超える数字になっています。また福島原発事故による福島県全体の避難者は約16万人に及び、その後政府による「安全宣言」は出たものの、5年過ぎたいまでも、故郷に帰りたくても帰れない方々が大勢いるという事実を、この東日本大震災を体験した皆さんはしっかりと「記憶」しておいて欲しいのです。その記憶の内容はいるいろあると思いますが、それが大震災を体験した皆さん一人ひとりのとるべき大事なことなのです。これから10年後、20年後、50年後にもその「記憶」を皆さんの子どもたちや孫たちに伝えていって欲しいのです。
 人は忘れる存在です。ですからその「記憶」をことあるごとに「記憶」しなおし、伝え、また「記憶」をつないでいくことが必要になるのです。東日本大震災は天災ですが、その天災を引き金にそこに人災が加わり、予想だにしなかったケースが生まれ、人々の心と身体を傷つけて弱らせていくことを皆さんも知っていることでしょう。「震災関連死」という形でなくなられた方も少なくありません。
 「いつくるか、分からない、その日のために、何度でも」を合言葉に、自分の命は自分で守るという考えをしっかりもち、日頃の防災・避難訓練を真剣にやりましょう。今日は、皆さんと共に東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、大事な方への思いをはせる日です。
 最後に、これから震災復興がさらに進み、一刻も早く避難を終えるためにはどうしたら良いか考えてみてください。そして次にくるであろう大震災への備えにもしっかりと取り組みましょう。

 湘南学園中学校高等学校では、生徒会の発意による震災復興募金活動がすでに取り組まれ始めました。手づくりの募金箱には、生徒たちの願いと期待がこめられています。また「チーム湘南学園」として「復興支援ランチ」という形の支援募金も始まります。それぞれ知恵を出し合い、気持ちを一つにして、想像し、想いを馳せ、足元からの取り組みを進めていくことにしています。ご理解とご協力をお願いいたします。