第1324回 書写・書道の道を究めよう

2017年2月17日

湘南学園中高書道部「文部科学大臣奨励賞」を受賞
 
 朗報が飛び込んできました。本学園中学3年の書道部員である三島君が、「文部科学大臣奨励賞」を受賞したというものです。
 
 書道部では書作品を書くこと以外に、「公式書写検定」を全員で受検し、「1級合格」を目指しているといいます。「公式書写検定」にの沿革については、公式書写検定ホームページに以下の記述があります。

戦後の混乱期から漸く落ち着きを取り戻し、学校教育の小・中学校の教科から姿を消した書写も多くの先輩たちの根強い運動によって、国語の中で認められることになりました。本会も書写・書道の復活と発展を試行しながら、従来まったく考えられなかった検定制度を作り、各県の教育委員会、商工会議所等の後援をいただき、着実な歩みを続け、今日まで書道発展の一役を担ってまいりました。

(公式書写検定ホームページより)

 三島君は昨年12月、中学3年生時で2級に合格しました。神奈川県内2級試験合格者作品の中から、神奈川県代表推薦作品選考が行われ、その結果、中学3年生部員の三島君の作品が推薦作品となりました。同推薦作品は、12月末に実施された全国書写能力検定連合会の「全国審査会」で中学生部門で全国一位となり、「文部科学大臣奨励賞」を受賞することができたのです。
 
 受賞した三島君から話を聞くことができました。三島君は居住している近所に書道教室があり、小学校1年から通っていたこと、書道は集中力を高め、字が上手くなることを通じて自らの成長ぶりが分かること、将来人に貢献できる職業を考えたい、と誠実に答えてくれました。三島君のこの言葉を選びながらの話しぶりを見て、顧問の山下先生は三島君について「こつこつとひたむきに努力する生徒なのです」と付け加えてくれました。
 
 文化部、書道部の各部員がさらなる書写・書道の高みを目指してくれることを楽しみにしています。