第1327回 「ヤングアメリカンズ」夢の舞台へ

2017年3月10日

~わたしも、あの舞台にスタッフとして立ちたい!~

 今春公演で第5回を数える「ヤングアメリカンズ(以下YA)」(「校長通信2017.3.3」参照)。このYAに魅せられ、「わたしも、その舞台にスタッフとして立ちたい!」という夢を描き、果敢に挑戦しているOG(2016年3月卒業生)がいます。

 そのOGは近藤朝香さんといいます。彼女は、湘南学園在学中に、YAに参加し、スタッフともてるコミニュケーション力を発揮し、ワークショップやリハーサル、公演等を通じて、異質な他者と協同し、自らの個性に気づくことになったのです。

 近藤さんが卒業後に目指した進路、それはYAスタッフの一員として夢の舞台であるYAに関わることでした。ここから「夢への挑戦」が始まります。
 
 YAのスタッフになるためには、アメリカ合衆国・カリフォルニア州南部のコロナにある「The Young Americans College of the performing Arts」で8ヶ月間にわたり学ぶことが求められます。学校は二期制(一期:8~11月、二期:1~3月)がとられ、パフォーマンス分野ではバレエ、ジャズ、タップダンスそして歌が、また演技、心理学、社会学、音楽理論、教育学などの授業も含まれています。このカレッジに集う学生たちを「ニューキッズ」と呼んでいるとのことです。

 近藤さんも、むろん「ニューキッズ」の一員としてここで学んでいいます。そうしたなか近藤さんはいま抱いている気持ちを次のように語っています。
 
 「一緒に暮らし始めて早7ヶ月。楽しい思い出はもちろん、苦労したことも沢山ありました。来たばかりの頃は英語になれず、ルームメイトのお喋りに入れず落ち込むことも。しかしともに楽しいことや辛いことを乗り越え、今では胸を張ってルームメイトが一番の大親友といえます!特に私はみんなでお互いの国の文化や食べ物の話をしている時がとても好きです。…(学校での)課題の多さに驚きました。親など誰も注意してくれる人がいないこの環境で、うまくけじめをつけて課題をこなすのに苦労しています。理解できなかったことや、英語が聞き取れなかった時は先生や近くの友達に助けを求めたり、授業中に意見を言う場面では積極的に発言をするように心がけています。…私はここにきて正解だったと実感していますし、本当に充実した日々をすごしています。」
 
 そして最後に近藤さんは次のように結んでいます。

 「近い内にYAとしてとして湘南学園に戻ってくる日を楽しみにしています!」と。
 
 私たち湘南学園の教職員も、近藤朝香さんが、YAのスタッフの一員として、YA湘南学園公演に加わり、共に夢あるステージをつくることができることを心待ちにしています。