第396回 中学入学試験が終了しました

2012年2月7日

 けさは雨で気温は高めですが、ここまでこの冬はいちだんと寒い日が続きました。また新潟など日本海沿岸の地域では記録的な大雪が続きました。日本の気候の厳しさを改めて痛感します。

 その中で中学入試の期間は、今年も総じて天気に恵まれました。本校も予定通りに運営でき、受験生のほぼ皆さんが体調を維持して本番に臨まれていた様子には安心いたしました。
 今年度の中学入試の設定は、前年度から大きな変更を加えず、ほぼ同じコンセプトで踏襲しました。
 毎回来園された大勢の受験生と保護者の皆様に接して、本校を選んで受験して頂いたことにまず感謝の思いでいっぱいです。毎回の集合前や終了後には、校舎の正門などに多数の補助生徒が並び、心をこめた挨拶に努めました。また多数の塾の先生方が連日、最後の激励で来園して下さいました。

 全体として志願者・受験者ともに総数で、昨年度に引き続いて増加を続けることはできました。私立中学をとりまく県内の情勢では、「午後入試の増加」や「入試日程と定員の前半集中」が更に進み、多数の受験生にとって大きなヤマが前半に続く過酷な日程になったことでしょう。
 本校の4回の入試のうち、A・B・C日程の手続き締め切りは、今回は日曜日をはさんで6日正午にしました。その結果の判明を受けてD日程の合格ラインを決めたのですが、そこまでの手続き率はどの回も予想をはるかに越えて高い結果となり、前回より大幅に入学予定者の人数が増加しました。そのために最終D日程の合格者の人数をしぼりこまざるを得なくなりました。
 校長として胸がはりさける思いでおります。選抜の宿命とはいえ、特に6日まで本校受験を続けてこられた皆様のご希望に応えきれず、申し訳ない思いでいっぱいです。その苦しみも忘れずに、4月からお預かりする皆さんと保護者の皆様のご期待に応える教育に、職場全体をあげて全力で取り組む決意でおります。

 本校の最終日程の手続き締め切りは明日ですが、例年他私学の繰り上げ合格等に伴う入学辞退のご連絡もあります。最終的な新入生の人数は、今週末の新入生招集日の段階でほぼ確定的となります。そこから本格的に新年度の準備を進めてまいります。

 在校生の諸君はこの6日間、充実した毎日を過ごせたでしょうか。今日から学校生活が再開します。日照時間が長くなり、春らしさがあちこちに見つかる季節です。年度末の期末試験も意識しながら、寒さにまけずに勉学と生活のリズムを築いていって欲しいと思います。