第1336回 世界で活躍するOB・OG①

2017年6月2日

~湘南学園で培われたグローバルパワー~

 同窓会のOB・OGの皆さんの中には、湘南学園で培われたグローバルパワーを世界各地で発揮されている方が少なくありません。そのお一人をご紹介しましょう。

 目に飛び込んだ見出しには、「とにかく世界へ!強い気持ちが自分を後押し Mai Takamizawa」とありました。これは、湘南学園同窓会報「SEA SIDE」の最新号(VOL.24 2017/5)の一面を飾った記事です。
 
 Mai Takamizawaさんは、1983年に湘南学園高等学校卒業後、米国西海岸のサンタモニカカレッジを卒業し、通訳として活躍。バイリンガルコーディネーターとして、工藤静香、藤井フミヤや他多数のアーティストのレコーディングをアシスト。2001年にはコーディネーション会社「Plentry」を設立。クライアントにはPUFFY、奥田民生、矢沢永吉、小室哲哉、浜崎あゆみ、長渕剛等多数がいます。また『硫黄島からの手紙』の通訳チームに加わり、桃井かおり主演監督『Hee 火』のミュージックディレクター等を努め、2015年にはアメリカ合衆国市民権をとり活躍されています。父はダークダックスの高見澤宏氏。  
 
 Maiさんが海外への関心を抱くきっかけは、高校時代に始めたサーフィンであったといいます。才能を発揮したサーフィンを通じて世界を知り、得意な英語をもっと勉強して視野を広げ、力をつけなければと考え、学園卒業後、お兄さんを頼ってLAに。英語と大学の授業の両方を必死に猛勉強という毎日でした。そんな中、隣の席のアメリカ人男子からオリンピックのスペルを聞かれたのをきっかけにして「間違えたら恥ずかしいという気持ちが消えたら、英語力もぐんと上がり、自分を取り戻すことができた」といいます。

【Maiさんから後輩へのメッセージ】
 「とにかく”恥”を捨てることですね。伝えたい気持ちがあれば、少々文法や発音が違っても必ず伝わります。世界を見ることは素晴らしいことです。どんどん飛び出して色々な世界を見てほしいです」

 「夢溢れるLAでの仕事や生活」をされているMaiさんは、今後について、「音楽や翻訳の他にまた映画やドキュメンタリーをつくりたい。新たな出会いが自分の中の扉を開いてくれます」と抱負を語ってくれました。

 こうしたMaiさんのアクティブな生き方を辿ると、そこには湘南学園スピリットが流れていると感じませんか。いよいよ強まる湘南の陽光は、「とにかく世界へ」と誘っているようです。