第1347回 オレゴンからの留学生

2017年9月22日

~ロータリー交換留学生ウエルカムパーティ~

 この7月、フランスからの交換留学生であるマリーヌさんが湘南学園中高における1年間の留学生活を終えてフランスに帰国しました。時同じくして湘南学園からフランスに留学していた高橋さんが、1年間の留学生活を終えて日本に無事帰国しました。

 マリーヌさん、高橋さん共に、日本とフランスでそれぞれ豊かな留学生活を送ったことは既にご報告した通りです。言語はもとより、文化の違いは大きく、留学生活の端々で驚き、悩み、時には涙する時もあったと聞きましたが、それぞれの母国を留学した文化圏から見て考えるなど、”いま私たちはグローバル社会のなかで生きている”という実感を強く感じとったことでしょう。
 
 さて、2017年~2018年のロータリー交換留学生のブリティンさんをアメリカ・オレゴンより迎え、ウエルカムパーティが開催されました。ホームスティ先のご夫妻、ロータリーアクトクラブの生徒の皆さん、藤沢ロータリークラブの関係者の皆さん、グローバル委員会の先生方などが参加して、アットホームなウエルカムパーティになりました。

 お昼時でしたので、「NPO法人湘南食育ラボ」お手製のサンドウィッチ、フルーツポンチなどをいただきながら、すべて生徒主体により楽しく進行したのを見ていて、ブリティンさんもここ湘南学園が居心地のよい場になるかもしれないと密かに感じたのではないでしょうか。
 
 因みにオレゴン州は北米西海岸に位置し、北にワシントン州、南にカリフォリニア州に接しており、州都はポートランドです。またオレゴンには、日系移民の歴史も刻まれています。1891年に日本人移民が初めてポートランドに到着、その後大陸横断鉄道の開通に伴い、日系移民が増加し鉄道労働者として、また農業を営むなど日本人の町も形成されていったといいます。そうした歴史をオレゴンに派遣されている沼さんも見聞しているに違いありません。
 
 ブリティンさん、そして沼さんそれぞれの交換留学生が、この1年間の留学生活を通じて、これまで生活してきた自国から離れ、留学先の国や地域より、自国をそして広く世界を定点観測することができる得がたい機会として十全に使いこなして欲しいと願っています。