第346回 高校2年生~家庭科で二度目の幼稚園実習

2011年11月16日

 今日は、高校2年生の貴重な実習について紹介します。
 この期間に、高2の生徒達は、「家庭基礎」の授業の一環で、クラスごとに学園幼稚園へ訪問実習に出かけます。今回は6月の訪問に続く第2ラウンドの実習になります。生徒諸君は前回の反省を踏まえて、より充実した関わりを求めて頑張ることでしょう。1回目の時に持った感想や考え方をいっそう深めてくれればと願っています。
 幼稚園の施設や環境を観察し、園児の生活を観察しながら楽しい遊びの時間をつくり、訪問後にレポートをまとめて提出します。

 高2の諸君にとってまず嬉しいのは、可愛い園児達がお姉さん、お兄さんの到着をいかに楽しみに待っているかを目の当たりにすることでしょう。遊びの仲間に入れてもらい、園児の名前を呼び、童心に帰って一緒に遊ぶことで、子ども達の可愛さに改めて気づき直し、自分達の幼少時代にも思いをはせることでしょう。
 また「親の気持ち」にもきっと気づくはずです。高校生は、自分の親に対する感謝の気持ちを改めて自覚していく年齢といえるでしょう。またいずれ将来には自分も母親や父親になるはず、なりたいといった思いを強める機会ともなることでしょう。

 この家庭科幼稚園実習には、とても深い教育的意味があると実感されます。湘南学園が「総合学園」の利点を生かして長く実施してきた独自の体験授業です。学園幼稚園の多大なご協力とサポートを受けて続けてきたこの実習を、これからも大切にしていきたいと思います。