第347回 図書室の一等地に、素敵な紹介コーナー!

2011年11月17日

 昼休みの図書室は、いつも盛況です。
 入口近くの雑誌コーナーの周りは、検索用のパソコンやDVD鑑賞スポットもある一等地ですが、本棚の上に目をひくガイドがありました。

 ひとつは「図書委員会からのおススメ」の書籍です。一冊ごとに、図書委員の生徒達からその本のミニ紹介や魅力が手書きで紹介されています。こんなリードがあると、思わず手に取ってみたくなるものです。
 もうひとつは「中1の先生方からのおススメ」の書籍です。国語や社会、理科の担当の先生方が、いま授業で扱っている内容とリンクした“とっておきの本”を、図書室の司書の先生と相談してこのコーナーに交替で展示しています。
 生徒達は教室の授業で紹介されて、ここへ来て手に取ったり借りたりしています。「教科の違いを越えて、生徒達の学びを深めるコラボを大事にしよう!」というのが、この中1の先生方の基本姿勢です。斬新なタイトルやビジュアルな本も多くて面白そうです。一冊一冊の展示には先生方の願いが添えられています。

 一般の本棚に収納するだけではもったいない、目立つところに置いてぜひ手に取って欲しい、読んで欲しい。・・・・・・図書委員の諸君や学年の先生方の工夫や思い入れが貴重なガイドであり、ありがたいことだなと思いました。
 自分自身も、書評とか他の人の賞賛は、本の選択や購入の大きな手がかりになっています。学校図書館だからこそ、こんな工夫や推薦がこれからも多彩に広がることを願っています。