第1361回 湘南学園創立85周年の年にあたり

2018年1月12日

~建学の精神を高く掲げ 飛躍の年を誓う~

 2018(平成30)年 明けまして おめでとうございます。

 皆様にとって、この1年が実りある年になることを、お祈り申し上げます。
 
 今年、湘南学園は創立85周年を迎えます。年の初めにあたり、湘南学園年中行事の口開けとなります「初顔合わせ」が、幼小中高の教職員の出席を得て開催されました。
 
 新年の挨拶に続き、永年勤続表彰、2018年全学教研実行委員募集の要請、そして昨夏、教育振興基金の援助をいただいて行われた「米国トップランキング大学視察研修」報告が行われました。
 日本と世界はこれからさらに大きく変化・変容していくことになります。そうしたなかでアメリカ合衆国はもとより世界規模で評価される有力なリベラルアーツ・カレッジ、アイビーリーグ・ユニバーシティ、さらにボーディングスクールなどが、どのような研究・教育を推し進めているのか、そのためにどのような学生を求めているのか、奨学金制度はどうなっているのか等、アドミッションオフィサーからの貴重な助言や、米国高等教育機関に進学させるために一般化している教育進学アドバイザーなどの役割など、豊かな学びが披瀝されました。
 
 無論、今後とも国内大学進学が多数を占めることにはなりますが、これからの進学指導はまさしくグローバルな視野を持ち合わせること、海外大学に進学し、そこでどのような力をつけて、どのようなステージで活躍することを想像するのか、そしてそのためにどのような力あるグローバルアドバイザーの役割が求められるのか等大きな課題が眼前にあることも事実です。現在、その準備を進めています。出席した教職員は、上記グローバルリポートを聞きながら、この先の構想をそれぞれ考えているようでした。
 
 また今年は、ICT教育環境充実元年として、後年思い出されることになるでしょう。1月には全教員にタブレット端末が貸与され、4月から1学年全員から始まるタブレット端末の導入を前提にした教育活動が、2020年の高大一体改革に向けた湘南学園らしい教育改革として加速されます。ご期待いただければと思います。

   ”戌年と 吠える声まで おめでとう”