第357回 黄色いっぱい~銀杏並木の美しさ

2011年11月30日

 後期中間試験の前日。今日は午前中授業となります。生徒諸君は、懸命の追いこみの中で次の12月を迎えます。

 この時期の風景の中で、黄色く色づいた銀杏並木の美しさは格別です。イチョウの樹木は世界中に分布するそうです。長寿で成長すると巨木になり、幹の周りが10~20mになることもあります。葉の形はアヒルのようで、樹皮も独特です。イチョウは油分を含み水はけが良く、材木としても広範に利用され、まな板などは高級品だそうです。
 イチョウは、黄葉した美しさが見事で、街路樹として人気があります。全国各地で計60万本近くも植えられ、樹種別では最多本数を誇るそうです。
 関東では、「明治神宮外苑」が最も有名なスポットでしょうか。横浜・関内の「日本大通り~山下公園」の一帯も銀杏並木がすてきです。必ず毎年この時期に散歩に行きます。「ぎんなん」の実がおちる頃は、あの臭いが独特です。ぎんなんの実をどっさり拾いに来る人びともいます。

 本日の写真は今月中頃のもので、立川市の「国営昭和記念公園」で撮りました。広大な敷地に植えられた樹木や花の種類は圧倒的です。季節おりおりの多彩な光景が素晴らしく、今後も繰り返し通いたい大公園です。

 生徒の皆さんの居住地のそばにも、ご当地自慢の銀杏並木のスポットが、結構あるのではないでしょうか。真っ青な空に輝く銀杏の黄色いラインと歩道いっぱいの黄葉のじゅうたん。今
年はもう峠を越えますが、来年以後いつの日にか生徒諸君も、家族や大切な人と連れ立って銀杏並木の下を歩く楽しみを知ってほしいと思います。