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月別 校長通信

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第1373回 湘南学園中学校入学式

2018年4月10日

 4月9日(月)湘南学園中学校入学式が行われました。

 お迎えした195名の新入生諸君は、新しい制服に身を包み、やや緊張した表情で式に臨みました。
 保護者の皆様、来賓の皆様、教職員に見守られ、温かな雰囲気の入学式となりました。学園歌斉唱の後、校長式辞、そして教員紹介が行われ、そして各クラス担任が一人ひとり新入生諸君の名前を読み上げて紹介をしました。今年の新入生の諸君はとても大きく爽やかな声で返事をしていたのが印象的でした。

 そして立派だったのが、中3生の「在校生歓迎のことば」と「新入生あいさつ」でした。

 「在校生歓迎のことば」の中には、「・・・困った時には、友人を信用して頼ることも大切なのだ・・・」という暖かい助言が込められるなど、素晴らしいスピーチでした。

 「新入生あいさつ」では、「・・・英語、湘南学園の留学プログラム活用など、様々なことに挑戦したい・・・」という主旨の意欲あふれるフレッシュなメッセージが語られていました。

 吹奏楽部の演奏も素晴らしいものでしたね。生徒会の皆さんもありがとう!

 これからこの195名の諸君が、ともに仲間として学校生活をはじめます。そして、6年後に巣立つ時、どのようなことにも積極的に挑戦しようという精神にあふれたタフな若者に育って欲しいと教職員一同願っています。
 
 最後に、入学式の校長式辞を掲載いたします。

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。湘南学園中学校高等学校の校長を務めます、木下貴志と申します。どうぞ宜しくお願いします。

 そして本日は、ご家族そしてご関係の皆様も多数ご参列下さいました。誠にありがとうございます。
 
 さて、新入生の皆さん、ついに中学1年生としての学生生活が始まりますね。湘南学園中学校の制服を身につけ、今、みなさんはどのような気持ちですか。
 「いろいろなことに挑戦してみたい」という期待感がある一方で、これからの湘南学園中学校高等学校での6年間が、自分にとって楽しく有意義な日々になるのか、不安を感じている人もいるのではないですか。
 
 私が湘南学園の教職員を代表して、皆さんにひとつのメッセージを送りたいと思います。そのメッセージとは、「さまざまなことに挑戦してタフな若者になって下さい!」というものです。いろいろなことに力を注いで、挑み、試し、その結果として生きる力を持つカッコイイ人になって欲しいのです。

 では、そのために皆さんには挑戦して欲しい三つのことを提案します。
 この三つのこととは、若者からお年寄りまで幅広い年代で夢中になることが出来る素敵なことです。さあ、何でしょう?何だと思いますか?
 
 それは、学問、芸術、スポーツです。
 この3つに共通なのは、自分自身を耕す、というところにあります。この「耕す」とは、「鍛える」という意味だと思って下さい。
 頭脳を耕す学問、精神や感性を耕す芸術、肉体を耕すスポーツ、・・・どれも生涯を通じて夢中になることが出来て、なおかつ自分自身を成長させてくれる素敵なものです。
 皆さんには、ぜひこの学問、芸術、スポーツに夢中になって欲しいのです。三つが難しいのであれば、次の二通りの組み合わせから始めてもいいと思います。その二つの組み合わせとは、「学問と芸術」という組み合わせ。そして「学問とスポーツ」という組み合わせです。そうです。学問は絶対です。だってみなさんは学生なのですから。学問に夢中になるのは当然なのです。
 
 さて、次の提案をしたいと思います。人生を豊かにするために大切にして欲しい二つのことを今、ここでみなさんに提案します。この二つも生涯を通じて大切にして欲しいことです。さあ、なんでしょう? 何だと思いますか?

 そのひとつは読書です。若い時代に出会った書物は人生の宝物になります。書物には他の人の人生が一杯詰まっているのです。生きる喜びも、苦しみも込められているのです。もし生きる上で悩みを抱えてしまうことがあったら、本が自分を苦悩から救ってくれるかも知れません。そのような読書の方法もあるということです。私自身がそういう少年でした。人間関係も上手くいきませんでした。そしてわたしは悩みがあるといつも本を読んでいました。私は本が大好きでした。その結果私は大学で文学を学ぶことになったのです。
 
 さて、大切にしてほしいもの。そのもう一つとはなんでしょう? きっとみなさんは分かってくれますね。人生で大切にしてほしいもの。正確には「もの」ではないのですが、もうおわかりですね。それは友人です。
 でも友人とは何なのでしょう? 話をすれば友人なのでしょうか? 同じ趣味を持っていれば友人なのでしょうか?

 私には友人の定義があります。それは「大切にしたいと思う人」です。友人は大切にしてもらったり、親切にしてもらったりするひとではなく、「大切にしたい!」と思う人。それが私の定義する「友人」です。私の定義に従うと、だれもが友人を持つことができます。孤独になるなどということは決してないということです。まず身の回りの人を大切だと思って下さい。クラスの仲間、クラブ活動のチームメイト、そしてご家族です。

 いいですか。相手を大切にすることができるひとは、大切にしてもらえるということです。反対に意地悪をすれば、意地悪をされてしまうかも知れません。これは人生の法則なのです。
 
 最後に、皆さんに身につけて欲しいものをお伝えしたいと思います。たくさんあるのですが、ここは欲張らずに、敢えて一つに絞り込んでみます。そのひとつとは何か?

 それは語学力です。中学校に入学したみなさんはこれからいよいよ本格的な英語の学習を開始することになります。せっかく勉強する英語なのですから、絶対に身につけて欲しいのです。では、どのようにしたら英語が出来るようになるのでしょうか。まず、みなさんは日本語を身につけましたよね。その日本語をどのようにして身につけたのか振り返ってみましょう。まず、人の話す言葉を聞いたのですよね。生まれてすぐにペンを持って文字を書いたわけではありません。人の言葉を聞いた後はどうしたのか?たぶん、聞いた言葉まねして話したのだと思います。やがて、絵本の読み聞かせをしてもらうなど、文字を見るという段階を経て、やがて自分でも文字が書けるようになっていったのだと思います。英語も同じなのだと思います。聞いて、話して、読んで、書いて・・・という手順で覚えていくのだと、思います。人が息を吸ったり吐いたりするのと同じように、聞いたり、話したり、そして読んだり、聞いたり・・・という「出し入れの作業」が言語能力の獲得には必要なのです。そして私生活でも話して下さい。ご家族とも英語で話して下さい。初めは英語が1,で日本が9でもいいのです。やがて英語が9で日本語が1になったらすごいことですね。
 
 さて、このあと、先生の紹介があると思いますが、みなさん先生方の方を見てみて下さい。この先生方は私の大切な仲間です。私たち教職員一同、力を合わせて、みなさんを守ります。

 さあ、今日からスタートです。私たちはいつもみなさんのそばにいます。
 皆さんのこれからの6年間が一生の宝物になることを祈って、式辞とさせて頂きます。