第312回 今年度『カナダセミナー』の展示コーナーにご注目を!

2011年9月29日

 今日は、「学園祭終日準備」の初日です。それぞれの参加団体と全体の実行委員会が、ぐいぐいと準備を進める一日となります。

 さて本日は、この7月後半の2週間にわたって行われた「第7回カナダセミナー」の報告コーナーについて紹介します。図書室横のメディア室前にすてきな展示物があります。7月17日~31日にわたるセミナーの詳しいスケジュールや参加者諸君の楽しい活き活きとした写真・説明が満載です。
 学園祭でご来園されましたら、ぜひお立ち寄りお読み下さい。

 参加者達は夏休み中に登校してその制作をやり切り、9月始めから展示が始まりました。よく読むととても興味深く、この海外セミナーの魅力や様々な工夫を理解できます。私が特に印象深かったところをあげてみます。
 まず「エアドリー・ウォーキング・ツアー」です。クイズに答えながら街の中を巡り歩き、主要な建物やロケーションの概要をつかめるようにした楽しいイントロです。「カナディアン・カフェ」では、店員とお客さんの体験をしながら、憩いの時間に使われる英語表現を習得します。また買い物の仕方を知り、挨拶をよくする住民の人たちに感心し、日本文化の紹介スピーチを頑張ります。最後のフェアウェルパーティーに向けてコーラスや英語スキット(劇)の練習にも精を出します。

 カナディアンアシスタントを務めてもらう同世代の中学生や高校生との交流は、何よりも楽しく、英会話のモチベーションを引き上げてくれます。ESLのレッスンも午後の様々なアクティビティも、彼ら彼女らと一緒だからいつも活気に満ちています。終日のバンフ観光やヘリテージパークなど名所巡りは定番の魅力です。お世話になったホストファミリーとのお別れはさみしいですが、最後に待つバンクーバー観光もワクワクのひとときです。

 「授業や先生の話す英語の理解度」についてのアンケート結果は特に注目されました。カナダセミナーの「始まり」→「終わり」まで、参加者諸君の大進歩の自覚が印象的です。

「よくわかる」          0人→ 6人
「だいたいわかる」        5人→17人
「わかったりわからなかったり」 11人→ 9人
「ほとんどわからない」     16人→ 0人

 劇的な手応えがあったようです。カナダセミナーは中学3年生から参加できます。抽選でその年に外れた人は翌年に参加優先権があります。ホームステイは2人ずつが原則です。コミュニティの温かな雰囲気、治安の良さ、アジア系にもフレンドリーな多民族社会、雄大な景色の素晴らしさ。カナダ社会の魅力は語りきれません。一人でも多くの在校生にこのセミナーを体験して欲しいと思います。