第271回 本校の総合学習=特活:中学1年生の取り組み

2011年6月21日

 昨日は、高校3年の特活(特別教育活動)についてご紹介しました。今日は、中学1年の特活について、その年間テーマと 本日行われる終日の取り組みについてご紹介します。
 テーマは「共生~こころとからだのハンディキャップ」です。様々なハンディキャップを抱える人びとについて関心や 理解を深め、そのハンディに負けずに幸せを求めて懸命に生活されていることを知るのが出発点です。その上で自分のできる 関わりを考え、広く他者を尊重し思いやる心や「共に生きる」自覚や育むことがねらいとなっています。
 すでにまずGW中の課題で、「自分が生まれてきたときの話」、「親が自分に期待すること」の聴き取り作文を まとめてもらいました。5月下旬にはその課題作文の発表を行い、合わせて文献学習とビデオ学習を行いました。 国語の授業でも学ぶ『五体不満足』を必須とし、選択で、『これがぼくらの五体満足』『ちーちゃん』『ココロノウタ』 『手足のないチアリーダー』『老いものがたり』を選択で読み、『驚異の小宇宙人体~生命の誕生~』のビデオを観て、 全体を通して考えたことをまとめて書いてもらいました。
 今日は、終日の体験学習です。特活委員会の生徒達も運営に入って呼びかけや指示をしてもらいます。午前中は アリーナ・ホール・教室など校内の各地に分かれて、「車椅子」「アイマスク」「白内障」「聴覚」を体験学習シフト表に 沿って体験していきます。車椅子については学年会の準備で多数を借用しました。学習方法として、「1時間ごとに体験者と 介護者の2つを経験する」及び「“思いつきメモ”を各自がたくさん持ち、気づいたことをすぐにどんどん書く」 ことに留意して進めます。
 「思いつきメモ」にたくさん記入したコメントはあとで活用されます。4校時に書きためたメモは各教室で 「なんちゃってKJ法」を用いて分類作業を行います。体験者カードと介護者カードに分け、同じような意見や感想を 1つにまとめて、その束に適した「題」を考えます。模造紙へのカード貼り付けで、題の共通性や関係性の深い組を 近くにおき、線を引いたりして見やすくまとめます。それを教室後ろのボードに掲示し、誰でも見られるようにするのです。
 こうした体験学習を経て、そのプログラムでも助言を下さり、毎年中1特活でご指導を頂いている、服部一弘氏 (NPO法人アミニ理事長)のご講演会を5校時に聴きます。本日の学びを総合する重要な講演会です。6校時に一日を 通して感じたこと、考えたことを振り返ってまとめの感想文を書きます。
 これらの学びは、更に来月に行われる特活につながっていきます。いずれまた紹介したいと思います。