第222回 生徒会のリーダー達の意気ごみ(1)

2011年4月18日

 湘南学園中高の生徒会は、全校の学校行事や生徒による自治活動などで毎年積極的に取り組み、その伝統が受け継がれてきました。
今年度の新しい執行部~生徒会総務委員会は、東日本大震災の影響で春休み中には次年度の方針をじっくり議論する時間がとれませんでした。でも新入生歓迎会の準備を短い時間で懸命に進め、合わせて指導委員会の先生方の助言を受けて、改めて生徒会規約などを読み合わせ、「生徒会は何のためにあるのか」、「これからどういう取り組みを強化すべきか」と連日話し合いの時間を重ねました。
来週20日に予定されている生徒会総会へ向けて、「2011年度年間方針案」のパンフが作成されています。新委員長の高2八田有里さんを先頭に、総務委員会の諸君がどんな決意と希望を胸に諸活動を始めようとしているのか、意気込みの伝わる優れた内容でした。少し紹介してみようと思います。

「Raise Your Hand ~君の一言が学校を変える~」というスローガンが冒頭にあります。続く文章はこのようになっています。

 みなさんは、いつも何気なく行っている行事などが、実はとても多くの委員会の仕事と努力によって、やっと実現できるものだということを知っていますか?たとえば学園祭や体育祭では、それぞれの実行委員や総務委員が企画を練って、それを生徒総会で皆さんに説明して良ければ承認、という流れで進めています。ここからもわかるように、行事を作っているのは私たち全員なのです。行事だけでなく、学校生活全体が各種委員会などによってなりたっています。その委員会の元は「生徒」なのです。生徒には行事を作れるほどの大きな力があります。たとえばみなさんが何か新たな提案をして呼びかけや運動を行い、実現にむかうことも可能です。
 学校とは全員で作るものです。皆さんは学校生活に対して何らかの要望や意見を持っているはずです。その意見を言わずに学校生活を過ごすというのは、とてももったいない事です。その意見で、学校がもっとすばらしいものに変わるかもしれません。あなたが変われば、学校が変わります。スローガンにはこんな意味が込められています。みんなで新しい学校を作っていきましょう。
Raise Your Hand!
 (中略)この学校には、みなさんが知らない委員会の制度や権限・仕事などがまだまだいっぱいあると思います。この規約を全員で理解すれば、今までは実現が困難だった活動も可能になったり、新たな委員会としての仕事ができるようになるかもしれません。改めて規約をみんなで見直して、学校生活や委員会活動をより活発にしていきましょう。
 募金について。先日3/11東北関東大震災が発生し、現在日本国内は大変な状況になってしまいました。そこでとても多くの会員の皆様から、湘南学園として復興活動に参加したいという声をいただきました。現在、湘南学園では全校をあげて募金活動をしようという動きが起きています。
 この地震から私たちが学べることはとても多いと思います。家族・友達の大切さ。いつも支えてくれる方々への感謝。そして日常生活の大切さ。私たちは普段の学校生活が送れ、行事を行うことができることに感謝し、時間を大切にしていきたいと思います。その感謝の意も込めて、被災された方々へのお見舞いもこめて、私たちは湘南学園生徒会として、学生なりにできることをしていこうと思います。・・・・・・
(明日へつづく)