第602回 合唱コンクールまであと1週間

2013年1月17日

 また晴れの日々が戻りましたが、1月ひさしぶりの大雪は、晴天の続くのが当たり前の「関東地方の冬」には衝撃的な体験でした。
 北日本では真冬日の続く地域が広がり、北海道には氷点下30度前後の日々に向き合う住民の人たちもいます。我々の冬はまだおだやかな方ですが、便利なマスクやカイロなどにいっぱい世話になりながら過ごす季節です。

 さて合唱コンクールは、高校・中学それぞれ、毎年1月の後半に行います。
 年度最後の大きな学校行事であり、一年間近く同じクラスで生活と苦楽を共にしてきた級友が、男女力を合わせて取り組む大切なイベントです。
 今年度は1月24日(木)であり、あと1週間後に本番がせまってきました。例年通り「鎌倉芸術館」をお借りし、午前中に「高校の部」、午後に「中学の部」を行います。高校は高2と高1の全クラスを合わせた審査を行い、中学は各学年ごとに審査を行います。

 合唱コンクールは、4月「新入生歓迎会」、5月「体育祭」、9~10月「学園祭」と同様に、生徒会行事として位置づけられています。中学と高校別々に設けられる「合唱コンクール実行委員会」が運営します。
 当日の進行や運営を始め、審査員の先生と審査の方法、各賞の設定、楽譜の集約、楽器の使用許可、放課後クラス練習の時間割と場所、本番の入退場の流れなど、細かなことがらを全て自分達で話し合って計画します。
 前年度までの実績がありますからまずそれに依拠しながら、今回ならではの企画や工夫を入れて、準備して実行するのです。当日の歌う順番はくじ引きで決められます。パンフの作成も各クラスへの取材などを経て立派なものが作られます。これは学園祭の時などと同様です。
 私はここ数年、審査員を務めさせてもらっています。実行委員会から立派な「楽譜集ファイル」や「審査表」が事前に渡されますが、歌う順番に全楽譜が見出しを付けて閉じられ、集計用紙も万全の書式で用意されています。そうした所にも実行委員会の皆さんの意気込みを感じます。

 この合唱コンクールでも、生徒諸君の自主性と積極性が存分に発揮されます。学園生たちが楽しみにし、活気あるカラーや感動が共有される大切な学校行事です。毎回おおぜいの在校生保護者の皆様が鑑賞に来られます。またご希望のある学外の方々にも鑑賞の機会を設けております。