第626回 身近な江ノ島~恵まれたロケーション

2013年2月21日

 在校生の通学で中心となる、小田急線の「鵠沼海岸駅」。もうひと駅乗ると、終点の「片瀬江ノ島駅」になります。竜宮城を模したユニークな駅舎が印象的です。そこから徒歩で江ノ島に行けます。海の風が気持ち良く、島が近づくといつもワクワクしてきます。神社へ向かう上りの参拝道は、両側に個性的なお店が続きます。ヨットハーバー方面の眺めも素適です。島の頂上まで「エスカー」を利用できますが、ゆるゆると徒歩で登っていくのも楽しいです。

 江ノ島は、地域の人びとに接してそのお仕事や協力や願いから学ぶ、中学2年の総合学習を中心に、例年お世話になってきました。漁業や観光・商業のテーマを軸にビーチクリーニングなど環境の観点も入って、多方面の関係者の皆様のお力を借りて、充実した学びと体験をさせて頂いています。
 更に本校の国際交流では、豪州メルボルン市のノックス校のご一行は毎年、今回は中国昆明市の雲南大学のご一行も、江ノ島にご案内して観光も楽しんで頂きました。藤沢市の観光協会や国際課の厚いご支援も頂いています。

 朝のNHKニュースでも毎朝放映される江ノ島の風景、そのシンボルともいえる「シーキャンドル」(展望灯台)は10年前にリニューアルされました。頂上からの360度パノラマ展望は絶景です。海外からのお客さんを迎える日はこれまでいつも晴天に恵まれて、輝く太平洋の風景も満喫して頂きました。
 「サムエル・コッキング苑」は、四季折々の花や植物で華やかであり、くつろぐ猫達が多いのも印象的です。昆明の大学生が訪れた先週は、多彩な色のチューリップがとても綺麗でした。奥の「岩屋」まで行けるかどうかは、時間とスケジュール次第です。本当は江ノ島で働き暮らす人たちの生活の様子を垣間見ることの出来るゾーンもご紹介したいですが、欲張ることは難しいです。

 こんな江ノ島が、湘南学園の近くにあることは、本当にありがたいといつも思います。総合学習や国際交流などで身近にいけるスポットであり、恵まれた立地に感謝しています。