第209回 INSPi公演:音楽の魅力いっぱいのステージ!

2011年3月8日

今日はまず教員の年度末諸会議が続き、生徒諸君は午後から登校して、特別時間割にもとづいて試験返却の第1日となります。
次々と届けられる得点結果に一喜一憂するのはある程度仕方ないことですが、答案の完全チェックと試験準備の振り返り、そして今後へ向けての決意を固めることがとても大切です。
一年間の試験答案などプリント類を早めに整理して、今後も活用する必要があるペーパーは、すぐに利用できるようまとめておく努力を求めたいです。

 

昨日のPTA教育文化事業は、アリーナいっぱいに音楽の感動と楽しさがあふれるステージでした。PTAの種子島様と辻会長のすてきな挨拶~ご紹介に続いて、INSPi公演のアカペラ開幕は、名曲『風になりたい~VENTO DE AMOR~』。素晴らしいハーモニーにいきなり圧倒されました。

 

お馴染みの『この木なんの木』はもちろん、『カントリーロード』、『おぼろ月夜(海外紹介向けに英語も入る)』『月に願う~旅立つ夜に(ノーマイクで!)』『ありがとう ごめんね』などなど、邦楽も洋楽も交えて多彩なアカペラ・サウンドが場内に力強く響き、聴く人全てを魅了していきました。
INSPiの凄さは、圧倒的なアカペラ・ハーモニーに加えて、聴衆の気持ちをつかむ心温かなトークと歌のコラボにあると思います。在校生達にクラブ活動や先生達のことも話題にして親しみを広げ、コール&レスポンスで盛り上げる進行は、いつもながらハートフルな語りかけでした。
歌もリズム感溢れるパンチの効いた熱唱から、しっとりと語りかけるバラードまで見事な展開です。“一緒にアカペラに挑戦しよう”と場内に声かけすると、高2の大久保君と中3の鉄田君がすぐに登壇してくれ、アカペラ経験豊かな植田先生も推されてステージに上がりました。「ボイパ(ボイスパカッション)講座」は興味深いものでした。「ド・ツ・ピシ」の原則を渡辺さんに指導された3人はなかなかの出来で、いつのまにか本番へ移行して9人のハーモニータイムとなりました。
コンサートの最後の方で杉田さんから心にしみるメッセージを頂きました。このコンサートに集った我々と皆さんの出会いはもう二度とないこと。音楽する喜びはみんなで共有しいつでも広げられ人生を楽しくすること。またどこかでお会いしたいこと。皆さんの学校生活も一日一日がもう二度と来ない大切な時間であること。そして周囲の人達に感謝してありがとうの言葉を伝えていこうとのメッセージ。『グラジオラス』や『ありがとうのこと』のハーモニーやメッセージも、また生徒諸君の心深くに届けられたことでしょう。
アンコールにわが学園歌を入れて頂いたこともサプライズで嬉しさがこみあげました。そして『風になりたい』のサビを全員立って歌う感動のフィナーレ!初めてこの曲のINSPiサウンドを聴いたときの鳥肌立つ感動が蘇りました。在校生達もウェーブを送りながら歌ってくれて盛り上がり、最高のステージが終わったのです。

INSPiは今年10周年を迎えます。『ハモネプ』の出演を機にメジャーデビューしたINSPiは、海外公演も重ねて、日本や世界のいろんな人達との“こえつながり”に挑戦しています。ライヴでのお客さんとのつながりを何より大切に、あらゆるジャンルの曲のアカペラを手がけ(レパートリーの幅広さは抜群です)、いま全国のいろんな人達とのコラボを広げています。学生・生徒、母親・お年寄り・子供etc.一緒に歌う仲間を求めてプロジェクト『こえつながり』を立ち上げています。皆さん、ぜひINSPiのHP公式サイトを観て下さい!CDもぜひ聴いてみてほしいです。そして別の機会にまた、あなたの大切な人と一緒にINSPiライヴ・コンサートへ行ってみてください。