湘南学園の教育を発展させるために
学園長 仲本 正夫
 本年4月1日より湘南学園の学園長に就任させていただくことになりました。子どもたちが大好きで教育を生き甲斐にしてきました。どうかよろしくお願いいたします。
 私は、まず、幼稚園、小学校、中学高等学校からなる湘南学園の学園長として二つのことを大切にしていきたいと思っております。
 第一は、園児・児童・生徒たちが、人間らしい成長・発達をとげていくために、それぞれの成長・発達段階にふさわしい教育を大切にしたいということです。
 第二は、学校は、真理や真実を学び教えるところですから、園児・児童・生徒たちの信頼を失うというようなことがあってはならないということです。いうまでもなく、教師や学校が信頼を失えば、教育は成立しないからです。

 さて、湘南学園では、幼稚園においては、楽しい遊びを通して園児たちの全面的な発達をうながす教育が行なわれており、小学校では、「学び合いのある授業」をテーマに算数の研究会をもち、すぐれた教材やタイルなどの教具をつかった楽しくわかる授業が展開されており、またエコスクール等も活発に取り組まれています。さらに中学高校では、中高一貫の学習指導とともに、民泊して地域に生きる人たちから学ぶ研修旅行など6年間にわたる総合学習(本校では、特別教育活動の一環として位置づけられている)も20年にわたって展開されており、生徒たちは、現代的なテーマに直接ふれて考え、仲間とともに学び、コミュニケーション能力を身につけていく教育が行なわれています。

 このように見ますと、湘南学園では幼稚園から高校まで、21世紀の大学や社会が求めている幅広い学力やコミュニケーション能力などをそなえた豊かな人格を形成する教育が探求されていると見ることができます。
 湘南学園は1933年創立以来、保護者と教職員が共同運営する全国でもユニークな私学ですが、今、創立80周年に向けて、2004年の中高校舎建設に続き、今年3月からは小学校改築を開始し、子どもたちの学習環境をさらに充実させようとしております。
 私は、この湘南学園のすばらしい教育の伝統を受け継ぎ、さらに豊かに発展させていくために全力を注ぎたいと思っています。

(2010年4月21日)
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