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第11回 「ニッポンの里山」日本全国の暮らしと絶景に出会える10分間

2018年5月12日

 連休後始めの土曜日。今日はほぼ毎日放映されている小さなTV番組を紹介します。
 NHKBSプレミアムで、月~土曜日の7:00~7:10に放映される、『ニッポンの里山・ふるさとの絶景に出会う旅』という番組です。
 数年前に紹介しましたが、「北から南へ~アンコール放送」の再放送がこの4月から進行中なので、ぜひ観ていただけたらと願って取り上げさせてもらいます。
 

 日本全国には、人と生き物が共存する里山、美しい田園風景がたくさんあります。その土地の地形や気候を生かして住民の方々が農業・林業・水産業を育まれ、独自の景観や生態系が形成されました。野菜や花や樹木、家畜や魚介類や昆虫や渡り鳥など、多種多様な生命がそこでつながり合いました。そして、その土地ならではの「ふるさとの絶景」が織りなされてきたのです。

 番組では、日本全国・津々浦々の地域に取材の光が当てられます。田んぼや畑、雑木林や放牧地、川沿いや海辺など、複雑な日本の地形を反映して多彩なふるさとの姿が活写されます。美しい映像を堪能できます。
 最後の余白で、里山に育った季節感あふれる物産や、俳句で季語として使われる味わい深い言葉などが、美しく短く紹介されます。

 今回の再放送シリーズは、北海道から東北地方へと南下中です。「命にぎわうセリの田んぼ・宮城県名取市」、「人とミツバチが育てる森・山形県朝日町」といったタイトルも毎回印象的です。心洗われる至福の10分間です。
 

 全国各地には、こうした味わい深い「四季折々の暮らし」と「ふるさとの絶景」がたくさんあります。「持続可能な地域社会」を守る住民の人びとの努力にも思いをはせたいところです。

 スマホやネットに馴染む次世代の若者や子どもに、まずTV番組を通じて知ってもらいたいです。どなたか録画してご家族で視聴していただければ嬉しいです。自分も日々録画して観ています。この先の人生でこうした地域をいくつも訪れてみたいと思っています。