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第12回 スマホとの関わり方・テレビとのつき合い方

2018年5月16日

 現代の若者たちは、テレビをあまり観なくなり、スマートフォンやパソコンに向き合う時間が長くなっていると指摘されます。スマホで動画やゲームに長時間を費やして心身に影響の出る実態は、子どもにも大人にも広がっています。
 

 中高や小学校では、クラス担任による「学級通信」が旺盛に発信されています。先月、高2のある「学級だより」で次のような助言が記されていました。

 スマートフォンは、友だちから「連絡がこないかな」とか、いじりたくなったときに、少し休憩しようとして、そのまま熱中してしまうこともあります。注意力散漫の改善にはどうすればよいのか。原因をつぶしていくことです。予定を立てる習慣が必要です。しっかりと手帳に書き留めておくと、注意力が散漫になることを軽減できます。身の回りのものをできる限り少なくするだけで、思考もスッキリしてきますので、部屋の整理や掃除なども大切です。実行していることだけに集中する癖をつけることも必要です。スマートフォンを学習しているときには近くにおかないなど、自分でルールを決めておくことも改善につながります。
 

 高校2年生にとって、とても見通しの持てる、的確なアドバイスだなと思われました。「ネットサーフィン」等にはまる世間の人たちにも広く届けたいメッセージです。
 

 テレビはどうでしょう。「何となくチャンネルを廻して」とか「だらだら視聴」は時間がもったいないです。
 個人的には、「番組予約」をチェックして、「録画視聴」を基本にするようになりました。特にドキュメンタリー系の番組が好きなので、毎週ほぼ定例で観る番組、“あっ!こんな特集やるんだ”などと発見する番組をリストに入れます。役立つ保存版はあとでDVDにダビングします。無駄につけていて時間のロスだな、と思ったらテレビを消します。

 テレビは地位が下がってもやはり重要な情報源です。そして「独りで」も「家族そろって」もあり得るメディアです。しっかり選んで視聴する姿勢が大事でしょう。ご家族の間でも可能な合意を広げ、ご家庭なりのルールが定着できればいいなと思われます。