家庭 カリキュラム補足

家庭科では机上学習のみではなく、できるだけ実習を取り入れています。

中学2年生では「食」に関する基礎知識を学習した上で「食事作りに挑戦」します。後期に調理実習を2~3回行い、学校で実習した後は家庭で一人で作って家族に試食していただきレポートを書きその中に直筆の家族の感想を書いていただくという方法をとっています。
普通男女共修ですが中学3年生は男女で技術と家庭に分かれて作品製作をします。ここでは全員がミシンをマスターし、自分ではけるハーフパンツを製作します。11月から冬にかけては編み物です。1目ずつ編み上げたマフラーは時間をかけただけ愛着がわきます。
高校2年生はもの作りはせず、家庭生活、子どもの保育、消費者問題を高校生の視点から学びます。実習は付属の幼稚園に年2回の訪問実習を行い普段幼児とのふれあいのない高校生にとって貴重な経験ができます。
高校3年生は「教養」となり、マナーとエチケットを学びます。というより、自分たちが今まで身につけたマナーなどの確認です。難しいことはしませんが、挨拶・言葉使い・食事のマナー・和室での振る舞い・煎茶の入れ方といただき方・抹茶の入れ方といただき方・手紙の書き方・冠婚葬祭時の振る舞い方等1年を通じて実習を交えながら学習します。特にテーブルマナーは洋食、和食
のどちらかを選択しホテル、日本料理店で実習します。また和室でのマナーでは実際に畳の上で歩いたり立ったり座ったり立ち居振る舞いを学習することから始め抹茶を全員が点てて、いただけるように学習します。