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食育への期待が大きく広がったフォーラムに ~第三回松ぼっくりフォーラム~

2012年12月21日

学園祭の食堂の取組みを報告した中高生二人の発言は感動を呼び、講師(卒業生)の矢沢先生も檀上で熱い涙

第3回松ぼっくりフォーラムは12月8日午後、湘南学園、同窓会、PTA、後援会から130名が参加、仲本学園長の挨拶・基調報告に続いて、「食の安全と健康を考える」をテーマにして、卒業生で東京海洋大学客員教授の矢沢一良先生の講演とそれを受けてのシンポジウムが行われました。
矢沢先生は、「人生の最後の9~10年目は寝たきりになるなど不健康であるので、死ぬまで健康に送れるようにすることが大切。」ということで、豊富な資料をパワーポイントを使いわかりやすく説明しながらすすめられました。

次に、シンポジウムでは、卒業生の料理研究家の朝倉倭文子さんなど5人のパネラーの熱のこもった発言があり、それを受けて、フロアからの発言も続きました。湘南学園としては卒業生・在校生・保護者・教員・理事長が参加してのはじめてのシンポジウムでしたが、会場に共感のあたたかい雰囲気がみなぎり、カフェテリアや食育に対する大きな期待が広がるすばらしいフォーラムになりました。とりわけ、フロアから学園祭の生徒企画の食堂の取組みを報告した中高生二人の発言は、参加者に大きな感動を与え、檀上の矢沢先生も感動の涙を流しながらのまとめ発言をされました。なお、矢沢先生・朝倉先生・高田氏は謝礼全額を80周年事業にご寄付くださいました。さらに、矢沢先生は60冊のサインセールの売り上げもご寄付くださいました。

矢沢先生からは最後にまとめとして次のような言葉を頂きました。
「湘南学園を卒業して50年になる。生徒諸君の発言に感動して泣いてしまった。生徒の言葉の中に、研究し、試行錯誤するということばがあった。こういう生徒たちこそ自分の研究室に入れたい。いい成分をなくさないように試行錯誤する実践はすばらしい。今の大学生はそういうことを忘れている。今日は参加して感動してしまった。まさにこれは、子どもたちの教育そのもので、その素晴らしさを感じた。子どもたちの魂が伝わってきた。映画を見ても泣かないのに、今日は涙が止まらなかった。こういう取り組みをしていけばかならずカフェテリアのお金もついてくるだろうと思う。」