ユネスコスクール
【ユネスコスクールとは】
ユネスコスクールは、1953年、ASPnet(Associated Schools Project Network)として、ユネスコ憲章に示された理念(「戦争は人の心の中でうまれるものだから、人の心の中に平和のとりでを築かねばならない」)を学校現場で実践するため、国際理解教育の実験的な試みを比較研究し、その調整をはかる共同体として発足しました。2013年には60周年を迎えました。世界182カ国で約11,500 校がASPnetに加盟して活動しています。日本国内では、2019年11月現在、1,120校の幼稚園、小学校・中学校・高等学校及び教員養成系大学がこのネットワークに参加しています。日本では、ASPnetへの加盟が承認された学校を、ユネスコスクールと呼んでいます。ユネスコスクールは、そのグローバルなネットワークを活用し、世界中の学校と交流し、生徒間・教師間で情報や体験を分かち合い 、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指しています。
文部科学省および日本ユネスコ国内委員会では、ユネスコスクールを持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)の推進拠点と位置づけ、加盟校増加に取り組んでいます。
(ユネスコスクールのHPより)
【ユネスコスクール加盟の経緯】
湘南学園の長い歴史の中で培った教育実践は、すべて「建学の精神」が基本となっています。
個性豊かにして身体健全
気品高く
社会の進歩に貢献できる
明朗有為な実力のある
人間の育成
この「建学の精神」の目指すところは、「強い人間力」の育成であり、社会へと巣立っていく卒業生たちが様々な分野で力を発揮し、社会に貢献できるような力を育てることです。90年という歴史が積み上げてきた教育実践の中には、日本人が守るべき精神や文化の土壌も含まれています。そして、それは当たり前に存在しているわけではなく、先人たちの努力の結晶でもあり、旧き日本的価値観の中にも素晴らしいものがたくさんあります。培われた土台を活かしつつ、視野を広く持ち、未来に向けた考え方も取り入れて、バランス感覚のある「強い人間力」を育んでいく必要があります。
「建学の精神」に則った教育実践の結果が、ユネスコスクールの目指すべき方向性と一致している部分が多いこともあって、湘南学園中学校高等学校ではいち早く2013年にユネスコスクールへ加盟いたしました。続けて現在、小学校および幼稚園においても、その活動がユネスコスクールと親和性が高いことから、加盟への準備を進めております。2024年4月現在、幼稚園・小学校は、国内審査を通過しキャンディデート校として、正式加盟を待っている段階です。加盟することになると、幼稚園・小学校・中学校高等学校からなる総合学園としてユネスコスクールに加盟することとなり、全国的に見ても稀な事例となります。
※「ユネスコスクール」に関する詳細につきましては「ユネスコスクールのHP」よりご確認ください。