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希望に満ちた2016年度がスタートしました

2016年4月28日

 新緑が目に鮮やかな季節となりました。最寄駅から学園までの住宅街を歩いていると木々の緑に、咲きこぼれる花々に、遠くのウグイスの声に思わず心が和みます。
 着任して一ヵ月程が経ちました。幼稚園、小学校、中学・高校(中高一貫校ですので、入学式は中学校だけになります)、それぞれの入学(園)式に臨み、また中高の新入生歓迎会等の行事を見、あるいは先生方から届く学級通信、学年通信、幼稚園だより、さらには教科通信等を読む中で、総合学園としての湘南学園の魅力、そして今後の豊かな可能性に改めて気づかされています。
  
 幼稚園の入園式では、入園児を迎える年中さん、年長さんの年毎の成長に目を見張らされました。幼稚園児として決して一括りすることのできない成長過程があります。 
  
 小学校の入学式では、新入生一人ひとりが六年生と一対一で手をつないで入退場する湘南学園ならではの光景に接しました。お兄さんお姉さんというよりも、まるで保護者のように堂々としている六年生は誠に頼もしく、6年間の成長の大きさに感動すら覚えました。ちなみに本学園では、入学式でペアを組んだ六年生が相手の一年生を一年間世話をしながら互いの成長を図っていきます。

 中高の入学式では、新入生代表の挨拶が実に見事で、代表の生徒のみならず新入生全員の大いなる可能性を感じています。中高の新入生歓迎会も実行委員による会場の装飾、ゲームや部活紹介ビデオを交えた歓迎会の運営は、準備が十分になされたものであり、新入生への上級生の思いやり、湘南学園生としての誇りが随所に感じられました。 
 幼小中高を通じて感じたのは、「温かさ」であり「伸びやかさ」でした。それは、間違いなく湘南学園が大切にしてきたものであると感じています。
 

 15年間、12年間あるいは6年間、湘南学園で過ごす月日は、それぞれ違うものの男女共学の総合学園として、幼小中高の教育活動を密につなぎながら、子どもたち一人ひとりの成長をどのように支援していくか、さらに追求していきたいと思っています。そのことは、子どもたち一人ひとりが「輝き」、湘南学園そのものが「希望」と呼ばれるために何を守り、何を取り入れるかということにもなると思っています。
 

 私たちは、「個性豊かにして身体健全 気品高く 社会の進歩に貢献できる明朗有為な実力のある人間の育成」という湘南学園の建学の精神を誇りに、その建学の精神を磨きながら、新たな高みを目指したいと思います。
 豊かな可能性を秘めた湘南学園の希望に満ちた2016年度がスタートしました。