〜湘南学園と湘南学園PTAが共に歩む、未来をひらく学び舎として〜
2月28日(土)湘南学園PTA年度末総会が小学校ホールで開催されました。来年度の体制も決まり、新たな取り組みが始まります。今年度役員の皆様、お疲れ様でした。
この機会に、湘南学園PTAとユネスコスクールについて少しお話ししました。参加できなかった方もいらっしゃいますので、文章として整え、概略をお知らせします。
私たちの学校には、他のどの学校にもない、かけがえのない歴史と文化があります。
それは、「日本初のPTA」と「全国初の全学ユネスコスクール」という、二つの誇るべき“はじまり”に象徴されています。
本校の創立は戦前にさかのぼります。そして、戦後の混乱の中、いち早く「民主的で自由な学校づくり」を目指し、保護者と教職員が手を取り合って歩み始めました。その中で、日本のPTAの先駆けとして、戦後間もなく誕生したのが湘南学園PTAです。
湘南学園PTAの成り立ちは、他の学校とは大きく異なります。
初代湘南学園PTA会長は、当時の学園長。※宮下正美学園長 1947年から約13年間にわたり第3代学園長を務める。
つまり、学校が中心となって湘南学園PTA活動のきっかけをつくり、保護者と共に学校を育てていこうという姿勢が、最初から明確だったのです。
この事実が示すように、学園において学校と湘南学園PTAは、別々の組織ではなく、一体となった存在です。学校と保護者が、同じ方向を見つめ、同じ夢を描き、共に歩んできたのです。
この「一体性」は、単なる理念ではなく、実際の行動としても表れています。
学園には特定の「オーナー」がいません。だからこそ、湘南学園PTAがバザーを開催し、その収益で教員の給料をねん出していた時代もあったのです。保護者が学校経営を支えるという、今では考えられないような取り組みが、当たり前のように行われていました。
時を経て、バザーの収益は学校の教育活動を支えるために活用されるようになり、コロナ禍で一時中断したものの、「PTAフェスティバル」として復活。そして来年度からは、かつてのように学園祭と同日に開催されることが決まりました。これは、学校とPTAが共に歩む象徴的な一日となるでしょう。
このように、PTAの活動は単なるサポートにとどまらず、学校経営そのものに関わる「PとTの共同経営」として、今もなお脈々と受け継がれています。
保護者と教職員が共に学校をつくり、支え、育てていく。
この姿勢こそが、本校の教育の根幹をなしているのです。
そして、もう一つの「日本初」があります。
それが、全国で初めて、幼稚園、小学校、中学校・高等学校のすべてがユネスコスクールに加盟した「全学ユネスコスクール」であること」です。
2013年に中高が、そして2025年には幼・小が加盟し、ついに全学でのユネスコスクール認定が実現しました。
ユネスコは、第二次世界大戦の反省から生まれた国際機関です。
その憲章の前文には、こう記されています。
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」
この言葉は、私たち一人ひとりに向けられた深い問いかけです。
平和とは何か、人権とは何か、持続可能な社会とはどのようなものか。
それらを子どもたちと共に考え、行動し、未来をつくっていくことが、私たちの使命です。
世界が不安定さを増す今、戦争や分断、環境破壊が深刻さを増しています。
持続可能な社会を築くためには、私たち一人ひとりが価値観や行動、生活のあり方を見つめ直し、変えていく勇気が必要です。
そのために、私たちは「集い合い」「語り合い」「聴き合う」文化を大切にしたいと考えています。
ユネスコスクールとしての活動や湘南学園ESDは、学校だけで完結するものではありません。保護者の皆さま、地域の皆さまと共に、学校・家庭・社会が手を取り合って進めていくものです。
この学校には、その土壌があります。湘南学園PTAが学校の根っこにあるからこそ、学園まるごとがユネスコスクールとして、平和と人権を大切にする未来志向の学び舎として、これからも進化し続けていけるのです。
湘南学園PTAは、他のどの学校とも違います。
学園と湘南学園PTAが一体となり、共に未来をつくる。
そのユニークな在り方は、全国に誇るべき文化であり、これからの教育のヒントでもあります。
どうか、これからも皆さまの力をお貸しください。
湘南学園の未来を、子どもたちの未来を、共に築いていきましょう。
私たちは、湘南学園の「オーナー」です。
そして、子どもたちの未来をつくる「共同経営者」なのです。
湘南学園は、子ども・保護者・教職員・地域が共に未来をつくる「学びの共同体」です。
その中心にあるのが、学校と一体となった湘南学園PTAの存在です。
このユニークな在り方を、これからも大切に育て、広く社会に伝わっていくことを願っています。






















