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第2回 毎日の通学 朝早めに・自分で起きること 

2018年4月7日

 4月は、新たな学校生活が始まるシーズンです。毎日電車やバスに乗って、また学校の遠方から通学する子ども達が大勢います。
 大人も同様ですが、いつも朝は一日の始まりであり、眠気にまけず気持ち良くスタートしたいものです。「朝勝ち」とか「early riser」の言葉は、世代の差をこえて生活の基本を示してくれます。

 学園生の皆さんは、毎朝どのように起床しているでしょう。「自分で起きられずにお母さんに起こしてもらう」、「夜更かしして朝食もとれずに慌ただしく家を出る」といった状態の続いてきた人もいることでしょう。
 「毎朝ちゃんと自分で起きている」、「きちんと朝食をとって家を出る」といった基本ができている人は、学校生活のリズムを自分なりに確立していけることでしょう。新学年の始まりを機に、反省の多い学園生は心機一転、実行していってほしいものです。

 昨年度担当した中学2年生のことです。毎朝早めに登校して教室で律儀に勉強している男子生徒がいました。英語を中心に教科の勉強を淡々とするM君は、思慮深い温厚な性格が印象的でした。毎朝周りに友だちが集まりましたが、彼への遠慮もあったことでしょう。
 いま世間では、子ども達の夜更かしや睡眠不足、時には「睡眠障害」まで話題になっています。「眠育」は体育や食育と同様に重要であると指摘され、その意識向上をはかる取り組みも広がっています。

 学園生の皆さんが、4月からの通学生活で、快眠とともに「早めに自分で起きられる」生活を定着していけるように願っています。