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第16回 幼稚園と小学校 社会人の方々から学べる多彩な行事!

2018年5月30日

 早くも5月末になりました。高めの気温や多めの雨に恵まれて、アジサイの花が次々と咲き誇っています。
 今回は、学園小学校と学園幼稚園でこの間進められてきた多彩な体験学習について、5月のイベントを中心にまとめて紹介いたします。
 様々な分野で活躍される社会人の方々のご協力を受けて実現できる、貴重な体験学習が続きました。詳しくは各ホームページの記事をそれぞれぜひご覧下さい。

 幼稚園では17日に、獣医さんから「動物の話」を年中児と年長児が聞く機会がありました。園児達がお世話をしている大切なうさぎやチャボのことをいろいろ教えてもらいました。
 ちょうどひよこが生まれたばかりで子ども達は興味津々、素朴な質問をどんどん発して丁寧にこたえてもらいました。日頃から生き物との触れ合いを重ねるなかで、動物をめぐる不思議や面白さに関心を広げたようです。
 HPの「今日の幼稚園」で紹介される、ひよこの誕生のドラマをめぐる園児達のドキドキする豊かな気持ちの発露に心をうたれます。
 幼稚園では、虫や小動物など様々な生き物を飼っています。餌をあげたりお世話をしたり抱っこしたりする中で育まれる感性や優しさは、五感を通して深く学ぶものです。

 また年長組では22日に、聴覚障害者の協会の方々から「手話の話」を聞く取り組みがありました。「拍手や挨拶」の仕方から始まって、人間の喜怒哀楽の気持ちをどう手話で伝えるかを実演して下さいました。
 そして「さんびきのこぶた」の絵本を読みながら全編を手話で演じて頂きました。幼児期のうちからこそ、障がい者の暮らしや気持ちにふれ、手話にも親しんでもらおう、という幼稚園の教育方針に共感します。

 小学校でも連日、児童の興味や理解を深める体験学習が展開されました。
 15日には、5年生が三崎漁港を見学する校外学習に出かけました。「食」をテーマにした総合学習の一環です。漁港見学に先立って興味を持つテーマで下調べを行い、当日は魚市場や水産加工現場のお仕事の様子をくわしく見学し、理解を大いに深めて、学んだことをまとめました。

 16~18日の4年生山の学校では、富士山の周辺地域で思いきり大自然に親しみ、友情や協力を深めるプログラムを進めました。NPOのガイドの方々やホテル・バス・牧場など訪問先の方々の見守りとサポートに恵まれて、達成感いっぱいの体験学習になったようです。
 18日には6年生の校外学習で鎌倉見学を行いました。修学旅行に備えて仏像の見方や歴史のとらえ方、寺社仏閣でのマナーなどを学びました。お世話になったご住職には学園の卒業生もおられました。

 19日には、プロ野球界の第一人者である古田敦也氏をお迎えして、「スポーツ(野球)の楽しさや夢をかなえるための方法を言葉と身体を通して教えていただく記念イベント」を行いました。アフタースクール開校5年目を記念する画期的なイベントでした。大勢のお父様やお母様もお集まり下さり、子ども達とともに大歓声と拍手にわきました。キャッチボールやQ&Aインタビューはとても盛り上がり、プロ選手になられるまでの軌跡や、捕手の仕事の醍醐味、野球を通じた人生哲学など、惹きつけられるお話を聞くことができました。
 22日には、元外交官でタレントのオスマンサンコンさんと学園卒業生の北山みつきさんが来園されました。卒業や買い換えで不要になったランドセルや文房具を集めてアフリカの子ども達のために役立てる取り組みの一環でした。保護者のお集まりや英語の授業にも参加してもらいました。

 4月の企画も1つご紹介します。12日、大相撲藤沢場所開催の直前に、錣山部屋力士の方々に学校訪問をしてもらいました。4年ぶりのご来園です。「日本の伝統文化を知る」という年間重点方針の第一弾でした。全校集会ではまず「礼」の大切さについてのお話があり、身体を動かしての相撲体験では、小学生が学年ごとに大きなお相撲さんに挑みました。質問タイムも含めて大いに盛り上がりました。

 このように学園の小学校と幼稚園は、様々な機会を生かして学外の社会人のお力を積極的に受けて教育が進められています。児童や園児が様々な興味や関心を一気に広めたり深めたりできるように、様々な人たちに出会う魅力的な学年行事や学校行事を展開しています。子ども達の自主性や探究心をじっくりと育てているのです。