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第31回 蒸し暑い真夏をどう過ごすか

2018年7月21日

 今年、関東地方の梅雨明け宣言の、記録的な早さに驚かされました。そして、西日本を襲った豪雨による、凄まじい被害の状況に胸がふさがるばかりでした。

 さらにここ連日、記録的な猛暑が全国をおそっています。平均的な体温を上回る38度以上の実績が広い地域で続いています。太平洋高気圧の勢力が一段と強大なのか、今後もこの傾向が続くのかも心配されます。
 学園生の皆さんが迎えたこの夏休み、出来るだけ健康を守って、充実した日々を送られることを願って、今回は「夏休みの過ごし方」についてふれてみたいと思います。
 

 子ども~青年時代、わが家にはクーラーがありませんでした。中高生の受験期の夏休みには、市営の図書館や文化センターに冷房を求めて出かけました。良い場所を取ろうと早めに行き、涼しさが気持ち良くてついウトウト寝てしまうこともありました。大人になって家庭も職場もクーラーがあるのが当たり前になり、外歩きの場面や夜の寝苦しさなど「夏の辛さ」は以前よりも限定されるようになりました。年をとって発汗量が減ったことにも気づかされます。
 

 子どもたちにとって、夏休みは通常の学校生活から解放される「お宝期間」であるとともに、どう有効に生活するのか「自分で仕切る難しさ」も感じる機会になることでしょう。ついダラダラ過ごして宿題や親の小言が気になったりするものです。自分が中高生の担任をした頃、「夏休みは前半、そして午前中が勝負だよ!」などと、個別面談で繰り返していたことを思い出します。

 実際、「今年の夏休みは、この目標・この分野を意識して重点的に取り組もう」といった決意はまず大事なことでしょう。
 それに「朝勝ち」は一日の勝利を導く起点になります。なるべく早起きして午前中にすべきことを自分に命じたいものです。宿題や読書はもちろん重要です。スポーツや部活が入る人達も多いことでしょう。大人もそれぞれオフの日を意欲的に過ごし、その姿を子ども達に示したいものです。
 

 毎年来る夏こその楽しみ。周りの人にもアピールできるお勧め。人それぞれ持ちたいものです。唐突ですが自分はまず「風鈴」をあげます。金属やガラスの可愛い形と風を受ける短冊。独自の音色と涼しい風情。風鈴が大好きです。お土産品に風鈴ばかり買いこんで家族に笑われてきた歴史まであります。

 そして「冷たい麺類」は夏の安らぎです。蒸し暑くなると素麺・そば・うどんが無性に恋しくなりませんか。市販の乾麺やおつゆも十分美味しく、いろんな具材に恵まれて食卓はパラダイスです。
 これも唐突ですが「らっきょう」もこだわりがあります。大量の泥らっきょうを6月に買いこんで漬けこみ(数少ない妻との共同作業です)、色々アレンジして夏の食卓を飾ります。

 それに「素足にサンダル」。夏のお出かけは軽装です。直射日光はなるべく避ける必要がありますが、日よけのある場所や屋内も選んで、真夏のイベントや街歩き・買い物などは楽しいものです。長い宿泊の旅行はまだこの先にお預けですが、一泊旅行くらいは思案して厳選します。
 

 どこのご家庭もそれぞれ夏のご予定をお持ちのことでしょう。各地の花火大会など、夏を代表する催しも数多くあります。安全第一にご家族そろってお元気で、楽しい団らんの機会が多いことを祈っております。

 学園長通信はこの先しばらくお休みをいただき、9月1日から再開いたします。今後も水曜日と土曜日の週2回を基本に発信する予定でおります。ご感想やご要望などありましたらお寄せ下さい。今後もよろしくお願いいたします。