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第32回 残暑にまけずに9月の日々を充実させたい

2018年9月1日

 この夏の猛暑は例年以上に相当しんどく、「酷暑」の表現もよく使われました。西日本を中心とした豪雨や、次々と到来する台風による数々の被害が連日のように報道されました。熱中症で搬送された人びとは過去最多の人数におよびました。残暑の厳しいなか、謹んでお見舞い申し上げます。
 

 今日から9月です。湘南学園も夏休みが終了し、各学校が次々と再開されます。でも全国や県内の各地では、8月後半に夏休みが早めに終わって、特に今週初めから再開する学校も少なくないようです。

 夏の野球甲子園では秋田県代表の金足農業高校が全国準優勝して、この夏とびきり深い感動を私たちに与えてくれました。決勝戦まで勝ち進んで同校の始業式が順延されたことも報道されました。北国では8月途中で学校生活を再開するケースが多いことでしょう。残暑の中でつらい地域も多かろうと思われます。
 

 8月下旬からのこの時期、気持ちの切り替えが十分できずに登校がつらい子ども達が少なくないことが注目されています。生活リズムを早めに立て直し、残暑が軽くなるのを感じながら、9月の学校生活を軌道にのせてほしいものです。

 学園中高では、夏休みを通して夏期講習が旺盛に展開されていますが、特に23日からの最終ラウンドで中学生は全員が英語と数学の講習を受講しました。部活動や学園祭準備などで登校する諸君も多く、9月へ向けての助走になっていました。
 

 シベリアなど北の大地では、9月は気温の下がり方が最も顕著です。ひと雨ごとに冬の訪れまで実感するそうです。秋はごく短くて冬が長いのです。

 日本では近年、残暑の長期化も懸念されています。さわやかな秋、実りの秋の到来を待ちわびながら、9月の日々を暮らしていくことになります。

 
 学園生の皆さんが元気で充実した学校生活を送れることを祈るばかりです。保護者の皆様や読者の方々もこの夏の疲労がおたまりのはず。くれぐれもお身体をご自愛下さい。学園長通信はこの先も毎週水・土曜日を基本に再開しますのでよろしくお願いいたします。