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第212回 湘南学園・通学路に恵まれた環境

2021年4月28日

 湘南学園は幼小中高の総合学園であり、現在1900名以上在籍する学園生のお住まいは、神奈川県内を中心に広範な地域にまたがっています。

 一番多いのは地元の藤沢市で、鎌倉市や茅ヶ崎市が続きます。ごく近隣で徒歩で通学する学園生や自転車通学の中高生もいます。直接学園までまたは最寄り駅まで毎日送迎して下さる保護者の皆様にお礼をお伝えいたします。
 長時間をかけ電車やバスなどを利用して通学する学園生も大勢います。数ある私学の中から湘南学園を選んで入学していただいた学園生と保護者の皆様に感謝の気持ちを忘れないようにいたします。

 今回は湘南学園の登下校ルート・日々の通学路について、これから初めて来園される皆様方も意識して改めてお伝えしたいと思います。
 
 湘南学園の所在地は、藤沢市の鵠沼松が岡です。藤沢市は現在約44万人の人口を持ち、南北に長くて鉄道駅も多い中核都市です。JR東海道線を境にして南部中央に広がる「鵠沼」の地域は、東の「境川」と西の「引地川」に囲まれ、江ノ島や湘南海岸も近い位置にあります。緑豊かな閑静な住宅街がずっと続いて小さな路地がたくさんあります。立派なお邸が続いたりマンションなど集合住宅がごく少ないことにも気づかされます。

 学園生の通学路で最も利用者の多いのは、小田急線の「鵠沼海岸駅」です。隣の「本鵠沼駅」も近く、江ノ島電鉄線の「鵠沼駅」を利用する学園生もいます。どの駅も徒歩約8分くらいで湘南学園へ到着します。校舎の屋上へ上がると江ノ島や相模湾がくっきり見えます。遠くの富士山や近くの片瀬山も望める雄大なパノラマは来園者にご紹介したい絶景です。
 
 どのルートでも、学園生は信号1つないほぼ真っ直ぐな通学路を往復します。季節を彩る花々や新緑の豊かなお家が続く光景に毎日心が和みます。立派な桜や梅の木をお持ちの家々もあり先日も鮮やかな夜桜に見とれました。冬も柑橘類の樹木の存在感に惹かれたりします。

 自分も40年近く通い慣れた景色ですが、初めて来園された方々からも賛辞のお言葉をいただきます。
 川崎方面から通学する中学生から「この通学路もいいな」と感じたことが入学を決心する後押しになりました、と聞いたのもついこの前のことです。
 
 感染予防対策の一環で、現在朝の小田急線通学ルートを中学生と高校生それぞれ、鵠沼海岸駅と本鵠沼駅に分けています。自分も両方の様子を見たくて降車駅を交替しながら通勤しています。遠方から通ってくれる学園生と話せる機会も多く、自宅の最寄り駅や近隣のことを尋ねたりお話を聞けるのが楽しみです。

 学園からは確実にまず座って帰路につける通学環境です。コロナ禍で日常生活の制約がまだまだ続きますが、ストレスや疲れを出来るだけためないよう努めて安全な通学を続けてもらいたいです。
 
 学園長通信は、連休をはさみ次回は5月12日(水)から再開します。コロナ禍をめぐる厳しい情勢が長期化し、明日からの連休も厳重な感染予防対策の順守が求められますが、湘南学園生とご家族の皆様、卒業生や関係者の皆様が、健康で充実した毎日を過ごされることを祈っております。