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第223回 学園再開と感染防止対策

2021年9月1日

 日本全国では先月も、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大に歯止めがかからず、不安が募る中で日々の報道に接していました。
 新たな感染者そして重症者の人数が急増し、本来直ぐに医療を受けるべき多数の方々まで自宅療養を余儀なくされています。
 ワクチン接種の浸透にも多大な努力がなされてきましたが、いまだに接種予定の立たない希望者の方々が大勢おられます。
 保育所の臨時休園等も全国各地、県内や藤沢市内で相次いでいます。
 ここまで「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」が繰り返し延長され、拡大を重ねてきた中での厳しい現状であり、より抜本的な強い措置の検討も求められています。
 
 こうした中で湘南学園も、夏休み期間終了後の登校登園の再開へ向けて、各パートおよび全学で検討を続けてきました。大きな学校行事や定期試験なども迎える重要な時期であり、例年のスケジュールに対して様々な変更や調整が必要になりました。
 「デルタ株」の流行により若い世代にも感染が拡大している中で、学校生活と学びの保障を大事にする一方で、感染防止対策を一層強化する必要があり、ご家庭にお願いする健康観察や学校連絡の内容も改めて検討されました。
 全パート管理職や養護教諭の集まる対策会議も交えて議論が重ねられ、休み期間の延長、全体時間割の縮小、分散の登校登園、遠隔授業の導入など最適の運営方針がそれぞれ追求されました。各パートの保護者の皆様に向けて新たな運営体制とスケジュールをご連絡させていただきました。
 
 「デルタ株」が「従来株」よりも感染力や重症化リスクが相当に強い特徴を理解する必要があります。これまでの感染対策を励行することがまず大事であることを、教職員や保護者はもちろん学園生にも各自理解してもらい、ご家庭でも学園でも揃って自衛に努めて暮らしていかねばなりません。
 それでも「明けない闇はない」と信じ、平穏な生活の到来を皆さんで待望しながら、“ウイズコロナ”の生活を耐え忍んでいきたいと思います。