今回は、全国の優れた教育実践を紹介する著名な教育情報誌に、湘南学園の教育が総合学園として掲載されたことをご紹介します。
　『東洋経済ACADEMICシリーズ・ＳＤＧｓ特集』の最新刊である『ＳＤＧｓに取り組む幼・小・中・高校特集号』です。全国の私立学校から、持続可能な未来をつくるＳＤＧｓ・ＥＳＤの教育実践を推進する私学の１つとして、湘南学園の取り組みが紹介されました。
 
　このシリーズは、全国の教育関係者の間で強い注目を集めてきました。私学に関心を持つ保護者の間でも“東洋経済のムック本”という通称で知られるとお聞きしたことがあります。ここに教育実践が掲載されることは私学として嬉しく、名誉なことでもあります。
　シリーズではＳＤＧｓに取り組む大学特集、小中高特集と続き、前回は湘南学園中高の進めるＥＳＤの実践が紹介され、伊藤中高校長のインタビュー記事も別のコラムで掲載されました。
 
　そして今回は、幼小中高の総合学園として記事をまとめていただきました。幼稚園、小学校、中高それぞれの取り組みが写真入りで紹介され、カフェテリアを拠点に全学の「食育」を推進する湘南食育ラボと、児童の新たな学びや挑戦を支える湘南学園小学校アフタースクールの両ＮＰＯ法人についても、わずかながら紹介することができました。

　本文の見出しには、「学園生が主人公！自ら課題を発見し、行動する力を　オール湘南学園による支援体制の下で磨く」とうたわれています。

　別枠コラムでは、「ＳＤＧｓ教育最前線」の実践例として、昨年度小学校３年生（現４年生）が、ＳＤＧｓ14＜海の豊かさを守ろう＞をメインとして年間を通して取り組んだ軌跡が追記されています。近隣の海辺の体験学習から問題関心を広げて、学外イベントにも参加して発信し、表現した児童の成長ぶりに感動し、総合学習の大きな手応えや可能性が確認されました。
 
　今回のムック本特集は、最初の関係者メッセージの記事も多彩で魅力的です。ＳＤＧｓ＆ＥＳＤの推進に関わる各界第一人者のご寄稿が注目され、里山づくりに関わったタレントの所ジョージさんのコメントにも惹かれます。

　入念なご取材を受けてまとめていただいた貴重な学園紹介の記事を、ぜひお目通しいただきたいです。大きな書店やネット情報でご覧になっていただければさいわいです。