全国各地に発令されていた「緊急事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」は、先月末をもって一斉に解除されました。新規感染者数は以前の水準よりは確かに著しく減少し、医療をめぐる状況も改善傾向にあると報道されています。
 
　しかし経済活動や社会生活が今後活発になるにつれ、人びとの警戒心がゆるんで感染がリバウンドし、秋から冬にかけて感染者の増加や医療のひっ迫に直面する心配も相当にあります。安易な外出行動は各自でしっかり自粛しなければなりません。ワクチン接種の浸透が、逆に不用意な行動の広がりにつながる恐れもあることを、誰もが自覚して生活していく必要があるでしょう。
 
　湘南学園でもこの間、様々なご協力を受けてワクチン接種を推進するとともに、消毒関連の環境整備や抗原検査キット対応などを進めてきました。
　学校教育活動の継続にとってご家庭との協力体制が不可欠であり、学校での健康管理の体制や、ご家庭からの欠席等のご連絡や再登校時の手続きなどの周知をはかっています。学園生の登校登園停止や教職員の出勤停止の基準も再検討して慎重な準備に努めています。
　各パートでは今後のスケジュールと感染予防対策を再度検討し、全学コロナ対策会議でも情報共有をはかりながら進めていきます。感染拡大への警戒をゆるめず日々の健康観察チェックをひきつづき励行していきます。
 
　10月は毎年、さわやかな秋晴れに恵まれる日が多くなる、すてきな時期です。
　幼稚園では、楽しい芋掘りに続いてわくわくの「らんらんにこにこらんど」がメインイベントです。小学校では何といっても「たいいく表現まつり」が最大の楽しみであり、熱心な練習風景に接しています。中高の「秋のオープンキャンパス」は、２ターム制(各100組)で開催されます。この間も全学のお弁当配達でお世話になりましたが、カフェテリアでのランチも中高の後期から再開していただきます。
 
　「ウィズコロナ」の辛抱は今後も続きますが、学園生の皆さんがご家族と共にまず日々の健康維持、感染予防対策に努めていただき、友だちとの学園生活を楽しみながら様々な学びや諸活動に旺盛に取り組んでいけるように願っています。