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第240回 広くなった園庭と幼稚園児たち

2022年1月19日

 今回は学園幼稚園のことを中心にお伝えします。
 先日ある卒業生が来園してくれました。幼稚園から高校まで在籍して様々な場面で活躍し、個性豊かで積極的な女生徒であり、とても良く覚えています。お母様もPTA活動でご尽力くださいました。

 彼女は小学校から水泳に打ち込み、以後競技者から指導者へと軸を移して大学時代は五輪メダリストもサポートしました。卒業後はコーチとして幼児から高齢者までの指導と選手の育成強化に取り組み、米国へのコーチ留学を経て東京五輪にも携わり、2月前に起業をはたしました。30歳を前にしてその意欲に驚くとともに納得する思いでした。

 彼女はひとりっ子でしたが、とても活発で誰とでも関われる力を早くから身につけました。自分の個性を認めて励ましてくれた幼稚園~小学校、そして中高時代の先生方の名前をあげ、今日は皆さんと会いたい、ご挨拶に廻りますと話してくれました。
 最近の子ども達の様子がいろいろ気になります、学園生はどうですかと尋ね、スポーツの指導を通じて多数の子ども達に関わり、人生のサポートに努めてあげたいと熱く語っていました。
 
 このように湘南学園に長く在籍し、卒業後も学園教育への恩を忘れず来園してくれる人たちに接する機会は本当にありがたいものです。恩師の人たちの名前をあげてこんな風に自分を伸ばしてくれましたというお話も共通しており、今回も幼稚園のF先生や小学校のT先生との大事な想い出を伝えてくれました。
 
 湘南学園幼稚園では、今年度の夏に園庭の拡張工事が行われたことをご存じでしょうか。
 コロナ禍も受けて、従来の保育実践が十分展開できない制約に悩んだことが契機でした。園庭を拡張して新たなグリーンゾーンを創り、動線の水捌け改善工事(園庭にクレイ舗装工事を施して暗渠排水管を設置)を行いました。
 工事期間中は学園生や保護者の皆様への安全対策に留意して進めましたが、ご理解ご協力をいただきましてありがとうございました。
 
 新しく出来たグリーンゾーンは、幼稚園児たちの生活の中にしっかりと取り入れられています。五感を刺激する豊かな自然環境の場となりました。
 「木登りすると見晴らしが良くてとっても気持ちいいし、いろんなところが良く見えるから嬉しい」、「もみの木があるから、クリスマスツリーにできるから嬉しい」、「チャボをお散歩させたり、木にとまらせてあげられるから楽しい」といった子ども達の嬉しい感想に接しました。子ども達の笑顔や伸びやかな姿が広がりました。

 幼稚園のホームページに掲載される『今月の幼稚園』をぜひご覧になってください。
 卒園された在校生や卒業生の皆さん、そして保護者の方々にもコロナ禍がおちついたら、ぜひ機会をつくって懐かしい幼稚園へお立ち寄りいただきたいと思います。