A Random Image

三者三様

2023年3月20日

湘南学園高等学校、幼稚園、小学校(修卒業式)、中学校と卒業式・卒園式、そして修了式が終わりました。 新学期が始まるまでの間、しばしの春休みとなります。

さて、それぞれの卒業式・卒園式を見て感じたことは、三者三様だということです。それぞれに魅力があり、それぞれに特色がありました。まず一番初めに行った高等学校と最後に行った中学校の卒業式は、「気品高く」落ち着いた雰囲気の中にも厳粛さを感じさせる緊張感ある式でした。次に行われた幼稚園の卒園式は、「個性豊か」で、一人一人の花を咲かせたいという目標を実現した輝きを感じる笑顔いっぱいの式でした。何といっても、園庭で行われる「あおぞら卒園式」は、まさに青空の下で行われました。小学校の卒業式は、全校児童が参加する修卒業式の形で、司会が進行することなく、歌でつなぎ、子どもたちが創る「明朗有為」で素敵な式でした。これまで制限が多い中での式でしたが、少しずつ制限も緩和され、多くの保護者の方に参加いただけたことで、子どもたちにとっても教職員にとっても、これまで以上に喜びが大きくなりました。

三者三様の素敵な式でしたが、共通点もありました。それは「子ども主体」ということです。幼稚園から高等学校まで先生が先導することなく、子どもたちだけで入場し、式を行い、退場して行きました。子どもに任せて、自分たちで歩んでいくことを見守る姿勢というのは一貫している考え方なのだと思います。

それぞれの式での私の祝辞のテーマは、高等学校「新しい習慣を身に付けませんか?」、中学校「目標の先の先を描いてみませんか?」、小学校「人との出会いは人生を豊かにする」、幼稚園「ありがとうを誰に言いますか?」としました。ほんの僅かの時間にメッセージを込めました。心のどこかに留めて、時々思い出してくれるといいです。

幼稚園から高等学校まで卒園式・卒業式に参加して、湘南学園の根底に流れている「つなぐ・つながる」校風を感じることができた卒業シーズンでした。