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秋の風を感じながら

2023年10月14日

夏の暑さは過ぎ去り、秋の風を感じるようになりました。と言ってもすでに10月も半ば、毎年季節感が薄れ、秋を感じることが少なくなってきたようです。夏から冬への移り変わりが早まり、短い秋を感じながら過ごすことになりそうです。

さて、9月30日、10月1日には中高の「学園祭」、10月7日には小学校の「たいいく表現まつり」、10月8日には、幼稚園の「らんらんにこにこらんど」と秋の風を感じながら楽しく、そして盛大に開催することができました。「学園祭」は、制限もなくなり内食が復活する中、各クラスならではの計画・準備を重ね、生徒たちのエネルギーを感じる2日間となりました。行列ができるイベントが多く、来場者の方にも楽しんでいただけたことと思います。「たいいく表現まつり」は、その名の通り「表現・民舞」と「たいいく・運動」の部に分かれ、それぞれに子どもたちが全力で表現し、精一杯体を動かしました。民舞は、よくよく見ると、一人ひとりの動きは難しく、体のバランス・調整力が身についていることも分かりました。文化の継承という点でユネスコスクールの活動としても捉えて見ていました。「らんらんにこにこらんど」は、年少から年長までの成長を感じることができます。演技や競技をしている子どもたちを包み込むような配置で見守ってくださっている保護者、ご家族の皆様の笑顔や涙ぐまれている姿が印象的でした。そして、幼稚園から高校生までの成長の様子を見ることができる総合学園の素晴らしさを実感することができます。生徒・児童・園児たちの一生懸命な姿、それを見守る大人の笑顔や励ましによって、湘南学園の秋の行事を行うことができました。「子どもたちの一生懸命な姿に感動した」「演技を見ていて号泣しました」「子どもたちは大したものです。私たちを笑顔にし、感動を与えてくれる。すくすく成長してほしい」という声を多くいただきました。子どもたちは、湘南学園の教育の中で確実に大きく成長しているのです。多くの保護者の皆様、関係者の皆様に来場いただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。

「学校行事によって子どもたちが成長する」と言われます。私も長く学校に勤めていて実感していることでもあります。コロナ禍や時代の変化の中で、少しずつ学校行事もスリム化され、変わってきました。しかし、通常の授業では体験できないことが学校行事にはあります。その大きなことは「体験」です。様々な行事がありますが、そのすべてが子どもたち主体の体験活動になります。子どもの発達段階に応じて、子どもに委ねられる割合は変わっていきますが、確実に子どもたちが主役になる場面が増えていきます。人は、どんな体験をするか、経験をするか、どんな人と出会うかによって、育っていきます。任せられ、委ねられていく中で、困難なことには出会いますが、仲間と協力し、問題を解決し、自分たちのやり方を見つけ、乗り越えていきます。それを先生たちは見守り、支えて成長へと導きます。秋の様々な行事、これまでに行った行事、これから行う行事の数々は、子どもたちにとって、大きな成長の時なのです。秋の行事を終えた今、子どもたちは大きく成長したことと思います。引き続き、湘南学園の教育活動へのご支援とご協力をお願いいたします。
 
各パートのホームページ・インスタグラムなどで様々な活動の詳細を発信しています。湘南学園からの情報をご覧いただきますようお願いします。また、多くの方に湘南学園の教育についてお知らせいただけましたら幸いです。