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桜の花のこころ

2024年4月1日

創立100周年に向けて一歩を踏み出す湘南学園91年目が始まりました。私は、コロナ禍の影響が色濃く残る2022年春に学園長として着任しました。一年が過ぎた頃にはほぼ通常の生活が戻り、創立90周年事業も多くの関係者の皆様のアイデアと爆発的なエネルギー、そしてご協力によって盛大に行うことができました。学園長として一期を終え、4月からは2期目を務めさせていただきます。引き続き、よろしくお願いいたします。
 

さて、学園の桜も咲き始め、今週中には満開になるのではないかと思われます。この時期になると「桜の花のこころ」の話を思い出します。それは、「満開の桜の木の下、地面の上をよく見ると花びらがありません。花が咲くときは、どんな花でも一番最初に咲く花があります。桜の花では、一番最初に咲いた花は、その桜の木の全部の花が咲くまで待ちます。雨が降っても、風が吹いても、じっと我慢してみんなが咲き揃うまで散らないで待ちます。時々、我慢できなくて雨や風に負けて、何枚か散ってしまう花びらもありますが、みんなの花が咲くまで辛抱強く待って、みんなの花が咲き揃った時に、今度はいっしょに散っていくのです。まだ、散っていない桜の木があったら、ご覧になってください。仲間のことを思いやって咲いている『桜の花のこころ』を忘れないで、桜の花を見るたびに思い出して、誉めてあげてください。」 という話です。確かに、だんだん咲いていくのですが、満開になるまで散らないようです。お互いを気にかけているようです。
 

湘南学園は全学ユネスコスクールとしてESDに取り組んでいきますが、その基盤は、「ケアリング」だと考えています。お互いが気にかけ合い、思いやりの心をもつことです。「自分のことだけでなく人のことも考える、今のことだけでなく先のことも考える。そして、今を生きるすべての人が幸せに生きる」ということは持続可能な社会づくりに欠かせない考え方です。そして、「自身へのケア・他者へのケア・環境へのケア」は、ESDの基盤としていきたいと考えています。
 
子どもたちが笑顔で過ごすことができる持続可能な未来をつくるために、学園でも、ご家庭でも、地域でも「ケア」が溢れるように本気で取り組んで参りましょう。どうか、今年度も学園生のために一層のご支援とご協力をお願いいたします。