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湘南学園新年度スタート

2024年4月15日

幼稚園から高等学校まで1859名でスタートしました。各パート長は、幼稚園長は姫野貴美子、小学校長は岩渕和信、中学校高等学校は伊藤眞哉、事務局長は青木斉子です。

4月8日(月)に中学校入学式と小学校始業式、9日(火)に小学校入学式と幼稚園始業式・中学校高等学校始業式、11日(木)に幼稚園の入園式を行い、令和6年度が始まりました。今年は、今でも桜が散らずに残っていますので、入学式、入園式、始業式には、学園の桜がきれいに咲く中での式となりました。子どもたちがいてこその学園、子どもたちの声が響き合い、笑顔があふれる活気ある湘南学園です。
 
幼稚園の入園式を見て感じたことは、正に個性的、十人十色、ありのままの姿を見せてくれます。先生に名前を呼ばれて、手を挙げて返事する子、声だけで返事する子、表情で返事する子、足を上げて返事する子、手だけ挙げる子・・・本当に全員が違うのです。そうですよね、同じ子なんているはずがないのです。それぞれの違いを認め合い、その違いを尊重し合うことこそ、個性豊かなのです。みんなと一緒や、みんなと揃える必要はありません。その子の持っている強みやよさをしっかり伸ばしていくことがこれからの社会を生き抜いていくためには必要です。クラスごとに行われる幼稚園の入園式は、アットホームで安心感がたっぷりの雰囲気でした。
 
小学校の入学式は、修卒業式と同じように司会はなく、子どもたちの歌で進められます。次々とうたわれる歌は、体中から発せられるような元気な歌声です。6年生に手を引かれて入場し、6年生に手を引かれて退場していく1年生。ここでも安心感を感じます。1年生から6年生までがアリーナにそろって行われる小学校の入学式は、子どもたちがつくる行事というより共同授業の時間ともいえます。とにかく、修卒業式とともに、歌の力を感じる素敵な時間です。着任したばかりの岩渕校長のパフォーマンスも新鮮だったと思います。
 
中学校の入学式は、新しい制服に身を包んだ新入生の初々しさを感じるとともに、新たなステージに進んだ緊張感も感じる式です。学園小学校から進学した生徒も多いので、リラックスした雰囲気も合わさって、笑顔もたくさん見られました。外部からの入学生は、内部からの生徒とのギャップを感じながらも、時間が経つにつれて、少しずつ打ち解けていく様子も見られました。これから変わっていくカリキュラムの中で、自分自身の選択に自信をもって、その選択を正解にしていけるように取り組んでいってほしいと願います。
 
 今、時代は大きく変化しています。人生100年時代を迎え、子どもたちの生きる社会は、マルチステージが主流の時代になります。それに合わせて、教育の在り方も変化していく必要があります。変容を求められる時代において、自分を常にアップデートできるように、自ら求め、自ら獲得する学び方が必要になります。そこで、将来の社会を牽引し、未来を生き抜いていく学園生のために、100周年に向けた新時代の湘南学園の教育ビジョンの実現に向けた、具体的な教育計画の作成を行います。保護者、学園関係者の皆様、学園に興味をお持ちの皆様、未来社会を生きる学園生たちのために、学園の未来ビジョン作成に向けて、ご意見をいただければ幸いです。
 
今年度も、湘南学園の特色ある教育活動にご理解とご協力、ご支援をいただけますようよろしくお願いいたします。