百花繚乱
こんなに労いと感謝の言葉があふれた体育祭は見たことがありません。
5月15日(水)中高の第20回新体育祭が晴天の下、盛大に行われました。「お疲れ様」「ありがとう」この二つのことがが飛び交います。赤・青・緑・黒・黄の5色の花が、それぞれの個性を発揮しながら、色鮮やかに咲き誇りました。短期間の練習、しかも雨で思うように練習ができない日が多くありました。4月に入ってから実行委員会が立ち上がり、色別の練習や準備も始まり、生徒主体の新体育祭の準備を進めてきました。練習を見ていてもすべて生徒が中心に進めていました。先生方は伴走者としてサポートに徹しています。そして、当日もすべての運営が生徒主体で行われました。計画通りにいかないこと、予期せぬトラブル、つい忘れてしまったり、力を抜いてしまったりする場面もありますが、時に先輩からの厳しい指摘、励まし、労いの言葉が、スムーズな運営へとつながっていきます。
競技の演技も一生懸命、そして楽しく、協力して行う学園生、心が震える場面がたくさんありました。そして、実行委員、それを支える総務委員の動きの素晴らしさ、大人にはない感性と厳しさで見事な運営でした。各色のリーダーは、当日まで中1から高2までの幅広い発達段階と経験値の違うメンバーをまとめ、盛り上げてくれました。そのおかげで、アトラクションや各競技では、参加者も見ている人のみんなが楽しめる体育祭になりました。特に、高2の皆さんにとっては、最後の体育祭。これまでの伝統を下級生へと引き継いでいく大切な日になったことと思います。
早朝より参観していただいた保護者、家族の皆様には改めてお礼申し上げます。大変暑い日になりましたが、生徒たちにとって、見ていただき、声援を送っていただけることは、大きな励みになったことと思います。ありがとうございました。
そして、総合学園としての湘南学園を感じる場面。幼稚園の年長さん、年中さん、そして年少さんまで、見学して、先輩たちに声援を送っていました。中高生は自分の幼稚園の時のことを思い、幼稚園生は将来の自分の姿を描く時間になったことと思います。幼稚園から高等学校まで15年間の歩みを見ることができるのが、湘南学園の魅力の一つでもあります。(写真は、中高、幼稚園のインスタグラムをご覧ください)
「ありがとうは、職場の潤滑油」という言葉があります。「ありがとう」があふれる学校は、子どもたちにとっても居心地のいい、安心して過ごせる場所になると思います。体育祭に限らず、日常の中にもたくさんの「ありがとう」を増やしていけるといいです。
中高生の皆さん、お疲れ様、そして感動をありがとう!