A Random Image

環境の日および環境月間

2024年6月5日

晴れたり雨が降ったり、天気の移り変わりが多い季節になりました。室内や戸外に関係なく、子どもたちは汗ばみながらも日々いろいろな遊びを楽しんでいます。いつの時代も子どもは遊びの天才、遊びを通して学ぶことが多いようです。よく遊び、よく学ぶと言いますが、何かに没頭するほど打ち込み、楽しさを実感することができると、おのずと学びも深まるのです。個性豊かな湘南学園の子どもたちは、それぞれが自分らしさを大事にし、大事にされ、楽しく学園生活を送る中で、深い学びをしていることと思います。

さて、6月5日は環境の日です。これは、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めており、日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めています。「環境基本法」は、事業者及び国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めるという「環境の日」の趣旨を明らかにし、国、地方公共団体等において、この趣旨にふさわしい各種の行事等を実施することとしています。我が国では、環境庁の主唱により、平成3年度から6月の一ヶ月間を「環境月間」(昭和48年度~平成2年度までは、6月5日を初日とする「環境週間」)とし、全国で様々な行事が行われています。世界各国でも、この日に環境保全の重要性を認識し、行動の契機とするため様々な行事が行われています。(環境省ホームページより)

6月5日の世界環境デーにあわせて、地球の環境を守るために設立された「UNEP(国連環境計画)」が、毎年異なるテーマを発表しています。2024年のテーマは 「私たちの土地、私たちの未来。私たちは #再生の世代」(Our Land. Our Future We are #GenerationRestoration) 土地の回復、砂漠化の阻止、干ばつへの耐性の構築に焦点を当てています。世界の土地の最大40%がすでに劣化しており、世界で約32億人が砂漠化によって悪影響を受けていると言われています。さらに、2050年までに世界人口の4分の3以上が干ばつの影響を受けると予想されています。今年の世界環境デーは、2024年12月に英国が主催する国連砂漠化防止条約(UNCCD)COP16に先立ち開催されるもので、土地と干ばつに関する過去最大規模の多国間会議となることが期待されています。

人間による環境破壊。その影響は気候変動や、生態系の損失、土地の砂漠化など目に見える形で日々深刻化しています。この時代を生きる私たちには、環境を守り、あるべき状態へと土地や自然を回復させていく責任があるのです。持続可能な社会の創り手の育成が教育の大事な目標になった今日、ユネスコスクールとしてESDを推進することは大変重要なことです。ESDがすべての学校の教育理念となったわけですが、PT共同経営という唯一無二の特色をもった湘南学園ですから、学校教育にとらわれることなく、家庭教育・社会教育とも連携しながらユネスコスクール活動・ESDの推進をしていきたいと思います。ESDは学校教育だけのものではなく、家庭教育・社会教育の中でも取り組まれるものです。家庭でできること、地域社会でできることを考えていただきながら、共に持続可能な社会づくりを進めていきましょう。

各パートの教育活動の様子は、ホームページやインスタグラム、フェイスブックなどをご覧ください。よろしくお願いいたします。