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第40回 幼小中高~連続する学園生の祭典

2018年9月29日

 9月から10月へ。秋本番へと向かう嬉しい季節です。湘南学園の幼稚園・小学校・中学高校は、この時期に次々と重要な学校行事を行います。保護者の皆様や他パートの学園生たち、様々な学園関係者や近隣住民の方々が来園して下さる、にぎやかで楽しいシーズンです。今回はその様子についてご紹介しましょう。
 

 今日と明日は、中高の学園祭が行われる予定です。中1~高2までの全クラス参加を土台にして、文化部の活動や総合学習の成果が披露されたり、青空ステージなど中央企画や有志参加の楽しい機会もある多彩なイベントです。
 「学園祭へ行ってみて絶対入学したいと決めました」という小学生の言葉を毎年のようにもらってきました。学園祭では中高生が企画から運営まですべてを自分達で仕切ります。春の体育祭や冬の合唱コンクールと同じです。実行委員会と総務委員会の意気ごみの高さにいつも感心します。在校生の皆さんの活気と笑顔が至る所であふれます。
 クラス参加には斬新なアイデアが、文化部参加には円熟の企画が期待されます。時間の制約と向き合い、仲間と工夫をこらした出し物やパフォーマンスを完成したことでしょう。お客様に心をこめて応接してほしいものです。
 また毎年PTAや後援会には、バザーや模擬店でご尽力頂き、同窓会のご協力も頂きます。カフェテリアは独自メニューでもてなして下さいます。「チーム湘南学園」の活力が存分に発揮される祭典でもあるのです。今回は台風の影響で大幅な制約が予想されますが、可能な範囲で実施し、来場された皆様に楽しいでもらえたらと願っております。
 

 来週の週末には、小学校の「たいいく表現まつり」と幼稚園の「らんらんにこにこらんど」が相次いで開催されます。単純な「運動会」ではない素敵なネーミングに、深い教育の願いや独自の内容が託されています。
 
 小学校の「たいいく表現まつり」では、「身体を動かす楽しさや表現する楽しさ、協力して取り組む大切さ」を経験させ、「児童が主体的に考えて活動できる場」が保障されます。「縦割り色別グループの活動を通して、児童間の親睦と団結を深めること」も大事なねらいとされます。
 「表現の部」では、各学年で異なる「民舞」を取り入れた種目が披露されます。1年生「湘南エイサー」から6年生「湘南ソーラン」まで、児童が毎年様々な日本の踊りの体験を重ねていくことにとても惹かれます。
 その準備期間では、「なかよしタイム」で1~6年生のたて割り班が応援歌の練習など、「作戦会議」を進めました。5・6年生が1~4年生をリードするのです。中高体育祭の色別縦割り連合とも相通じる貴重な体験です。
 

 幼稚園の「らんらんにこにこらんど」では、園児達が思いきり楽しめるゲームやダンスが満載です。保護者の方々も用具や園児の対応でお手伝い下さいます。未就園児の子どもが参加できるかけっこもあります。ペア親子の演技も楽しみです。
 係を務めるさくらさん(年長児)達が活躍する場面がいろいろ組まれていることに注目させられます。「はじめの言葉」や「おわりの言葉」だけでなく、「約束の言葉」では会場の皆さんに注意事項を伝えます。プログラムの紹介でもスピーチを考え、用具の運びも行い、未就園児に手作りのペンダントを渡す場面もあります。自分達が主人公になって行事をつくる、そんな「当事者意識」を園児の時から育てているのです。

 それぞれの行事をしっかり全部観るのは、今回が初めてになります。大グラウンドとアリーナで展開される、可愛い学園生達の演技や熱演、全体の活気あふれる華やかな光景を楽しみにしています。