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第67回 幼・小も支える中高の合唱コン練習

2019年1月16日

 来週水曜日に、中高の合唱コンクールが実施されます。
 会場は鎌倉芸術館大ホールで、高校の部は午前中、中学の部は午後にそれぞれコンクール形式で行われます。体育祭や学園祭と同様、中高の生徒達が実行委員会主体で企画を準備し、細かな進行まで自分達でコントロールして運営する学校行事です。
 一年間苦楽を共にしてきたクラスメイトが、男女の協力を軸に力を合わせて自分達のクラスの混声合唱をみがき、会場いっぱいに披露するという意義あるイベントです。
 

 肝心の選曲、指揮やピアノ等の担当を各クラスで決めますが、今回は12月から練習を進めていたクラスも少なくないようです。年明けの今月は毎日が勝負になり、追いこみの「朝練」や「放課後練習」も広がります。
 当日前の2週間については、連日放課後に湘南学園全体の様々な場所をお借りして、実行委員会による練習場所のローテーションが組まれます。音響や配置や入退場を確認しながら、以下の場所で20分ずつ3コマか30分ずつ2コマで練習時間帯が組まれるのです。
(教室以外の練習場所)中高音楽室、中高ホール、サブアリーナ、小学校5年生・4年生の計6教室、幼稚園年長組・年中組の計4教室。
 学園の小学校や幼稚園にも毎年ご協力を頂き、複数の場所をお借りして分散移動、練習することになります。移動時の注意事項や用具使用のマナーに留意し、挨拶と感謝を忘れずに行動するよう指示しています。
 学園幼稚園や小学校から内部進学した中高生にとっては、懐かしい場所での練習となり、想い出の中で仲間をリードしてくれることでしょう。
 

 自分が合唱の楽しさを知ったのは小学生時代です。長野県松本市の小学校に6年生の最初までいました。校歌や県歌「信濃の国」を事あるごとに歌い、毎日帰りの会でも歌う学校でした。NHK「みんなのうた」に親しんでいました。作曲家の中田喜直先生がわが母校を訪問して下さる機会があり、その前で名曲『夏の思い出』を披露した際に指揮を務めたのは光栄でした。
 その後は遠ざかりましたが、中高教員になって生徒達の合唱に接してまた大好きになりました。今回は学園長の立場でまた合唱コンクールの審査員のひとりになります。素人なのに申し訳ないですが、皆さんの練習の成果に向き合い真摯に聴き入って努めたいと思います。