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第70回 読書の夢があふれる中高図書室

2019年1月26日

 今日は中高校舎にある図書室の魅力についてお伝えしたいと思います。
 

 中高図書室はメディア棟の3階にあり、広い窓からグラウンド全体が見晴らせるとても明るいお部屋です。バラエティに富んだたくさんの書籍が素敵なスタイルで配置されています。
 ゆったりと好きな本を読んだり、興味ある本を手に取ったり探したり、勉強に励んだり、友達とDVDを観たり、いつも中高生が思い思いに過ごしています。心くつろぐ居場所の1つとして図書室へリピートする生徒が大勢います。 
 司書スタッフの教職員は、さまざまな施策を具体化しています。本の好きな生徒達のアイデアや意欲を大いに引き出して図書室を活性化しているのは、特に注目されるべきことでしょう。
 

 中高生徒会に属する「図書委員会」がとても活発なことは特筆できます。
 図書委員の諸君は、<図書室利用者を増やす><「プロの図書委員」を育成する>という大きな活動目標や、<図書室の存在感をアピールする>といった重点目標をかかげて取り組んでいます。
 「図書委員会組織図」では、三役会のもとで「企画班」「広報班」「整備班」(高2・高1・中3)や「カウンター業務班」(中2・中1)が業務分担をして放課後や昼休みに作業をします。貸出・返却や配架・整頓、図書装備などの実務を経験し、ラベリングやブッカー貼り、書架サイン作成、新着案内、除籍と廃棄などを手伝い、広報誌「本のむし」や教員インタビューの編集・発行を行います。「本のむし」は大人向けやPOP版も手がけています。

 そして図書室を盛り上げるための様々なイベントを企画します。週1回の企画会議をベースに特集のコンセプトを練り、景品の作成など楽しみながら準備を進めます。「読書ポイントカード」の制度や読書賞の設定、季節に合わせたコーナー展示の準備も好評です。図書室全体のワクワク感を大いに高めているのです。
 

 秋の学園祭では恒例の『チャリティ古本市』が行われ、集まった募金は途上国で読書支援を進めているNGOに寄付されました。いつも生徒に身近な、人気の旬な話題や時事ニュースの関連でホットな特集が組まれます。
 最近の例では「BOOK KITCHEN」や「平成最後の年に考えたい!あの時(1945年)私は〇〇歳でした」や「韓国文化コーナー」や「本の福袋」など、図書室に時々入室するたびに新しい特集テーマと展示に惹きつけられます。
 

 中高ホームページの、「図書室利用案内」のコーナーをぜひご覧下さい。
 「学びBLOG・中高図書室から」や「今月の新着案内」、更には図書委員会が編集した「掲示板・本のむし」などが掲載されています。
 カラフルな誌面と推薦図書への愛にあふれた紹介や書評は読みごたえがあります。「先生のオススメ本」も興味深い連載です。愛読書を持つ教員の写真入りで在校生の関心を集めています。

 中高生の保護者はもちろん、学園小学生や幼稚園生そして保護者の皆様も、お気軽に中高図書室へお越し下さい。中高へご進学後、この素晴らしい図書室を大いに利用していただきたいと思います。