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第73回 小学校のメディアセンターの魅力

2019年2月6日

 湘南学園小学校の校舎は、魅力あるスポットにあふれた新しい校舎です。今日はそのうち、1階の「メディアセンター」について改めてご紹介したいと思います。
 

 ここは図書館とコンピュータ室の両方の機能を持ち、学校の中心にあって子ども達の学びの基地になる場所です。情報化社会を生きぬくための力を育む特別教室です。同じ空間に「本」と「パソコン」があって“学びの広場”として活用されているのです(ガイドブックやホームページから引用)。

 校舎の中心にあるため小学生が訪れやすく、本の配置も探しやすく見つけやすい工夫がなされていることに気づきます。机と椅子の設置数が多いだけでなく、本棚付近にも座れるように椅子が置かれています。読み聞かせが可能な小さな部屋も併設され、教員が読み聞かせをしたり、高学年が低学年に紙芝居などをしたりもできます。
 部屋の開設以後、年々読書率が上昇し、2016年には読書活動優秀実践校として文部科学大臣表彰を受けたことも特筆されます。
 

 また各学年のメディアの授業の場所となり、本やパソコンはもちろんプロジェクターを活用した授業も行われます。調べ学習の際には、すぐに本を探して読み、パソコンでネット検索したりできます。各自の知的好奇心に対応でき、子ども達の主体的な調べ学習を促せる環境を備えているのです。

 メディアセンターでは季節や行事に合わせて「今月の本」が紹介されたり、本のイベントがいろいろ企画されています。図書委員会の児童が休み時間のカウンター業務を担当したり、棚の飾り付けを行ったりしています。
 

 写真は先月のある日の休み時間中の光景です。それぞれ好きな場所で、独りであるいは友だちと自由に好きな本に親しむ様子、委員の児童の熱心な様子がとても印象的でした。学園中高進学後には中高図書室もお待ちしています。きっとわくわくすることでしょう。中高生もこの部屋の書籍に出会うと、懐かしく新たな親しみを感じるかもしれません。本を読むのが大好きな、知的好奇心や探究力の豊かな学園生をこれからも広げていきたいと改めて思います。