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第99回 台湾の中高生との一日国際交流

2019年6月1日

 今日は、5月22日に行われた学園の国際交流についてお伝えします。
 湘南学園が今回お招きしたのは、台湾の「台南市」にある「英仁高級中学」のジャパンツアーで来日した、15歳から18歳までの中高生16名と先生方・関係者の皆さんです。神奈川県国際文化観光局の担当セクションからのご依頼を受けたことがきっかけでした。

 湘南学園は、こうした海外から来日した方々との触れ合いの場面をできるだけ多く設けたいと考えています。今回も「中高グローバル教育委員会」の担当者が独自のタイムテーブルを組んで、台湾からのお客様を江ノ島と湘南学園に招待させて戴く運びとなったのです。
 

 午前中は、江ノ島観光を楽しんでもらいました。バディーに応募してくれた高校生諸君と慶應SFC大学生(本学と提携があります)が同行して好天気に恵まれた江ノ島を散策しました。
 こちらへ移動後は、まず湘南学園カフェテリアでランチを取ってもらいました。その後、湘南学園小学校へ移動して「茶道体験」をしてもらいました。PTA茶道サークル「湘友会」の金子先生を始めとして皆様のご指導をいただきました。

 そして中高へ移動し、L1教室とラウンジで交流レセプションを実施しました。洪慶在校長先生と私が代表者挨拶を行い、交流証書及び記念品贈呈がありました。台湾全域と永仁高級中学を紹介する男女生徒お二人の、パワーポイントを使った見事なプレゼンは、流暢な英語が印象的でした。

 学園高1の書道選択者17名と高校書道部員7名のリードで書道体験が行われ、相手校の台湾書道パフォーマンス茶会など、両国の同世代交流は和気あいあいとした雰囲気で進められました。その後校舎案内をして次の訪問地に向けて学園を出発しました。一週間近いツアーの訪問地には今回、箱根や伊豆方面も入っているそうです。
 

 台湾と湘南学園の関係は、すでに貴重な機会を重ねてきています。
 「台湾セミナー」が実施され、他地域の台湾の学校から音楽団を迎えて交流したこともあります。国際ロータリークラブのご支援を受けて、「台湾青少年交流ツアー」にも中高生が参加させていただいています。

 台湾は、日本との間に深い歴史的関係があり、同じ漢字文化圏にあって文化的な親近感も強く、著しい経済発展が注目されてきました。観光での往来も近くて活発であり、台湾の食や観光地はとても人気です。
 

 今回改めて、台湾の生徒さん達がとても優しくフレンドリーで、日本の若者とよく似た細やかな雰囲気があるなと感じられました。
 学園生達もいつも通り自然体で、片言英語やジェスチャーを頼りにコミュニケーションに努めてくれました。

 笑顔あふれる同世代交流の様子がとても嬉しく、有難く感じられました。こうした身近な国際交流の機会を、湘南学園はこれからも大事にしていきます。